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登米市教育資料館

登米市教育資料館

※写真はイメージです。

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明治21年(1888年)に建てられ、昭和48年(1973年)まで実際に子どもたちが通い続けた旧登米高等尋常小学校の校舎。現在は「登米市教育資料館」として保存公開され、明治の洋風建築がそのまま残る東北屈指の歴史的建造物として、多くの観光客が足を運ぶスポットになっています。

明治から昭和へ――85年を生き抜いた学び舎

明治政府が近代教育制度を整えていた時代に建設されたこの校舎は、昭和48年に役目を終えるまでの約85年間、地域の子どもたちを見守り続けました。洋風建築が珍しかった時代にこれほど本格的な欧米様式の建物が東北の地に建てられたことは、当時の登米地域における教育への熱意を物語っています。長い年月を経てなお現役だった校舎が、今度は往時を伝える資料館として新たな役割を担っている点に、この建物の特別な重みがあります。

コの字型校舎と白いバルコニーの建築美

建物の最大の見どころは、欧米様式を随所に取り入れた独特の外観です。校舎は中庭を囲むコの字型の配置で、両側の先端には「六方(ろっぽう)」と呼ばれる木のぬくもりを感じさせる昇降口が設けられています。中央には玄関とベランダ風の開放的な片廊下が連なり、白いバルコニーが全体のアクセントとして印象的に映えます。校舎全体が素木造りであるため、白いバルコニーの存在感はひときわ際立ちます。明治期の職人が洋風のデザインを和の素材で実現したこの建築は、現代の目で見ても十分に魅力的です。

2階教室に残る昔の学用品

館内に入ると、2階の教室に昔ながらの2人用児童机が並んでいます。さらにミシンやオルガンなど、当時の学校生活を支えた道具が大切に保管されており、まるで時間が止まったような光景が広がります。「再現教室」も常設展示されており、明治・大正・昭和の教育現場を視覚的に体感できる構成になっています。ガラス越しに眺めるだけでなく、実際に空間に入り込んで当時の雰囲気を肌で感じられるのが、この施設の魅力の一つです。

口ひげ校長の講義と昭和の給食体験

見学のハイライトとなるのが、口ひげに山高帽という出で立ちの「校長先生」によるパフォーマンスです。訪れた見学者を生徒に見立て、壇上から愉快な講義を繰り広げるこの演出は、子どもから年配の方まで思わず引き込まれる名物体験となっています。また、予約をすれば昭和30年代の献立を再現した学校給食を実際に味わうことができます。懐かしさを覚える世代にとっては郷愁を、若い世代にとっては新鮮な発見をもたらすこの給食体験は、訪問をより記憶に残るものにしてくれます。

アクセス

登米市迫町佐沼字中江二丁目6番地1

営業時間

9:00~17:00

料金目安

500円~1,500円

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