
くずまき高原牧場
GALLERY
くずまき高原牧場は、岩手県葛巻町の丘陵地帯に広がる「日本一の公共の牧場」を自称する複合型牧場施設だ。運営主体は一般社団法人葛巻町畜産開発公社。年中無休・入場無料・駐車場無料という太っ腹な方針のもと、酪農体験から宿泊まで一気通貫で楽しめる場として、東北屈指のファミリー向けスポットとなっている。
サフォーク羊とアルパカに会える動物エリア
場内で目を引くのは、牧場内に暮らす羊たちの"顔の黒さ"だ。ここで飼育されているひつじはすべて「サフォーク」という品種で、アニメ「ひつじのショーン」のモデルと同じ顔黒の羊。その個性的な見た目は子どもはもちろん大人にも好評だ。うさぎを直接抱っこできるふれあいコーナーも設けられており、動物が苦手な小さな子でも距離感を調整しながら触れ合える。さらにアルパカも在籍しており(冬季は退避期間あり)、春に戻ってきた姿を楽しみに訪れるリピーターも多い。愛犬を連れて来場できるドッグランを備えている点も、ペット同伴旅行者にとって大きな魅力だ。
酪農・手作り・収穫まで多彩な体験プログラム
牧場体験メニューは酪農体験を中心に、手作り体験・収穫体験・どうぶつふれあい体験と多岐にわたる。個人・ファミリー向けと10名以上の団体・学校向けで受付フォームが分かれており、修学旅行や課外授業の受け皿としても機能している。夏には「こどもキャンプ」と「親子キャンプ」が開催され、「森のようちえん・森のしょうがっこう」といった自然教育プログラムも展開してきた実績がある。非日常の牧草地で一夜を過ごす体験は、都市部からやってきた子どもたちに強い印象を残す。
焼肉食べ放題・くずまき鍋・チーズまつりと充実の食
食の充実度が高いのもこの牧場の特徴だ。「焼肉ハウス」では牧場直結の焼肉食べ放題が楽しめる。「プラトーレストラン」では毎週月曜に「くずまき鍋」と「選べるピザ」のセットを提供するなど、定番以外の顔も持つ。2026年7月25・26日には「第1回チーズまつり」が初開催され、復刻チーズソフトが限定販売されるなど、新たな食のイベントも生まれ続けている。「パンハウスくずまき」は焼きたてパンとソフトクリームで立ち寄り客を迎え、春からは新しくなったソフトクリームも話題に。「ヨーグルト専門店シュクラン」は牧場内に留まらず盛岡市内のカワトクにも出店しており、牧場産ヨーグルトのファン層は地元に根付いている。
ラベンダーまつりと個性派イベント
夏に向けてラベンダーが咲き誇る時期には「ラベンダーまつり」が毎年開催され、丘を染める紫の景色が訪問の目玉となる。それ以外にも「Neoクラシックカーミーティング in くずまき高原牧場」(2026年は第4回)のような個性的なイベントが定期開催されており、牧場という場が単なる農業体験の枠を超えた文化的な集合地点になりつつある。
コテージ・プラトー宿泊と環境への姿勢
宿泊施設は本館「プラトー」のほかコテージが用意されており、1泊2食付きプランで夕食も楽しめる。お盆・GW・冬季を問わず通年で受け付けており、季節ごとに変わる牧場風景とともに滞在を楽しめる。運営面では木質バイオマスプラントと畜産バイオマスプラントを導入するなど、地域資源を循環させる姿勢を打ち出している点も、この公社運営施設の特徴といえる。育成牛の預託受け入れや研修生募集を行うなど、畜産振興拠点としての性格も持ち合わせている。
アクセス
岩手県葛巻町葛巻40-57-176
営業時間
年中無休
料金目安
入場・駐車場無料
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