
久米島ウミガメ館
GALLERY
久米島は沖縄県立自然公園に指定された美しい島で、リーフに囲まれたビーチには毎年ウミガメが産卵に訪れる。そんな「ウミガメの島」の入口となるのが久米島ウミガメ館だ。世界的に絶滅の危機にさらされているウミガメを間近に感じながら、その生態・保護活動・地域との共存について学べる施設で、すでに海でウミガメを目撃した人も、これから見たいと願う人も等しく楽しめる。
大水槽で感じる「ゆっくりとした海の時間」
館のメインは大水槽だ。大きなウミガメたちが、まるで水中を「飛ぶ」かのようにゆったりと優雅に泳ぐ姿は、眺めているだけで日常のせわしなさを忘れさせてくれる。水槽の前に立つと、時間がゆっくりと流れているかのような独特の静けさに包まれる。
パネルコーナーでは、世界のウミガメとその生態、ウミガメをめぐる伝説、絶滅の危機にさらされている現状をわかりやすく解説している。「ウミガメ博士」に挑戦するQ&Aコーナーも設けられており、知識を確かめながら楽しく学べる構成だ。ふれあい体験・餌やり体験などのプログラムも実施されており、単なる観察にとどまらず、ウミガメの生態を五感で体感できる機会が用意されている。
島の小学生が考え、来館者が選んだ「タイマイの名前」
久米島ウミガメ館の活動の中でも、特に地域に根ざした取り組みが「タイマイの名づけイベント」だ。館が飼育するタイマイ(ウミガメの一種)の名前を島内の小学生から公募したところ、応募総数は93案にのぼった。スタッフが候補を絞り込んだのち、「球美の日」(久米島の旧名「球美」にちなんだ地域イベント)の来館者投票によって名前が決定される。施設だけで完結させるのではなく、島の子どもたちと観光客が一体となって一頭のカメを育てていく姿勢が、この館ならではの温かみだ。
ウミガメが産卵に訪れる島のビーチ
久米島のビーチには毎年4月頃から11月頃にかけてウミガメが上陸し産卵を行う。なかでも6月末から8月にかけては産卵と孵化が重なる最も重要な時期で、リーフに囲まれた久米島の自然環境そのものが、ウミガメにとって命を次の世代へとつなぐ貴重な場所になっている。
来館者も参加できる保護活動
館はビーチクリーン、漂着個体の救助、標識放流調査、産卵上陸調査、孵化調査など、フィールドでの保護・保全活動を継続的に実施している。来館者向けにはビーチクリーンへの参加を呼びかけており、ゴミ袋や清掃用具の貸し出しも行っているのでスタッフに声をかければ誰でも参加できる。観光地を訪れながら、その場所の自然保全に直接関わることができる数少ない機会だ。
館ではビーチ利用者に対して、ゴミのポイ捨てをしない・車での砂浜進入を控える・夜間の焚き火やBBQ・花火を避ける・砂の持ち出しは違法であるといった協力を呼びかけている。ウミガメと人間が同じビーチを共有し続けるために、訪問者一人ひとりの行動が保護へとつながっている。
アクセス
沖縄県島尻郡久米島町字奥武170。フェリーで久米島へのアクセス後、現地での移動手段は要確認
営業時間
9:00~16:30(入館締め切り16:00)、定休日: 火曜日(祝祭日は開館)
料金目安
大人300円、小・中学生200円、障害者無料(障害者手帳提示)
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店舗詳細
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- 日本語 / 英語
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