
小石原焼伝統産業会館
GALLERY
福岡県東峰村、九州山地の山あいに広がる「天空の窯郷」小石原地区。約400年にわたって受け継がれてきた陶芸の歴史を、小石原焼と髙取焼というふたつの焼き物の視点から総合的に学べる施設が、平成10年(1998年)10月に開館した小石原焼伝統産業会館です。ひとつの地域から生まれた異なる系譜の陶芸を同時に知ることができる点が、この会館ならではの魅力です。
展示室 — ふたつの焼き物と44窯元の個性
展示室では、小石原焼と髙取焼それぞれの歴史的な発展過程や伝統技法を実物資料とともに辿ることができます。なかでも見ごたえがあるのが、小石原焼陶器協同組合に加盟する全44窯元の代表作を一堂に並べたコーナーです。同じ土地で生まれた作品でありながら、窯元ごとに異なる釉薬の色合いや文様、造形の解釈が並ぶ様子は、産地の多様性と底力を実感させてくれます。入館料は大人250円、高校・大学生200円、小・中学生150円と手ごろで、陶芸に詳しくない来訪者でも気軽に立ち寄れます。
体験工房 — 絵付けからろくろまで段階的に選べる
体験工房は「陶芸は難しそう」という先入観を取り払ってくれる場所です。色や図柄を素地に施す絵付け体験はエントリーとして取り組みやすく、陶土を手でこねる手びねり、さらにろくろを回す本格的な成形へと、自分のペースや関心に合わせてプログラムを選べます。大人から子どもまで幅広い年齢層に対応しており、家族連れでも、一人旅のふらっと立ち寄りでも楽しめる設計になっています。
登り窯 — 400年の窯焚き技法を次代へ
平成20年(2008年)に完成した登り窯は、400年焼き継がれてきた小石原の窯焚き技法を後世に伝える目的で築かれたものです。傾斜地を利用した段状の構造が視覚的にも印象的で、展示室で学んだ知識を「実物の窯」として確かめる体験場所となっています。かつての職人たちが毎回の窯入れに費やしたであろう時間と手仕事の重さを、実際の大きさと形を通じて感じ取ることができます。
アクセスと滞在のヒント
駐車場は140台分が確保されており、車でのアクセスに適しています。営業時間は9時から17時で、火曜日(祝祭日の場合は翌日)が定休日です。展示見学だけなら30分ほど、体験工房も組み合わせると半日コースとして計画するのがおすすめです。会館周辺の小石原地区には複数の窯元が点在しており、会館で44窯元の作風の概観をつかんでから気に入った窯元を訪ねるという使い方が、この産地をより深く楽しむための定番ルートになっています。
アクセス
福岡県朝倉郡東峰村大字小石原
営業時間
9:00〜17:00、定休日: 火曜(祝祭日の場合は翌日)
料金目安
入館料:大人250円、高校・大学生200円、小・中学生150円
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店舗詳細
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