
角田市郷土資料館
GALLERY
宮城県角田市の中心部にたたずむ角田市郷土資料館は、明治から大正期に繁栄した旧大地主・氏家丈吉氏の邸宅そのものが展示品となっている施設だ。初代・2代目にわたって建築されたこの屋敷は、角田市指定文化財「旧氏丈邸」として保存されており、建物自体が地域の歴史を物語っている。
旧大地主の邸宅を歩く
初代・2代目の氏家丈吉氏が明治初年から大正期にかけて築いた邸宅は、昭和60年(1985年)6月に角田市が譲り受け、郷土資料館として整備した。市指定文化財に指定されたこの建物は当時の建築様式や生活の質感をそのまま残しており、文化財保護のために「走らない」「さわらない」というルールが設けられている。バリアフリー対応ではないぶん、明治・大正期の建築本来の佇まいがそのまま体験できる。
常設展示と地域刊行物
館内では歴史民俗資料と考古資料の常設展示が行われており、観覧料は無料(企画展期間中のみ有料)。季節に合わせた催し物も定期的に開催される。さらに資料館が編纂・刊行した地域資料も充実しており、『昭和の角田』シリーズ(全3巻)、『牟宇姫への手紙』(全3巻)、『和田家資料「内留」』(全8巻)が揃う。角田の歴史を体系的に掘り下げたい人にとって貴重な資料群だ。
角田史談会と共催する歴史講話会
地域の歴史愛好者団体・角田史談会と郷土資料館の共催で、歴史講話会が定期的に開かれている。地域の歴史をテーマにした演題が設けられ、史談会と連携した地域密着型の学びの場となっている。こうした取り組みが、資料館を単なる展示施設にとどめず、対話と継承の場として機能させている。
見学のポイント
阿武隈急行「角田駅」から徒歩20分またはタクシー5分でアクセスでき、普通車30台・大型バス対応の駐車場も完備している。建物の構造上バリアフリー非対応のため車椅子での母屋見学はできないが、米蔵展示室は入口の段差に付き添いがあれば見学可能。団体での訪問は事前に日時・人数を連絡することが求められている。
アクセス
阿武隈急行「角田駅」から徒歩20分またはタクシー5分。駐車場:普通車30台、大型バス可。
営業時間
9:00~16:30、定休日:月曜日・国民の祝日(月曜日が祝日の場合はその翌日)・年末年始
料金目安
観覧料:無料(企画展期間中は有料)
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