
乗馬クラブピント
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福岡県飯塚市に構える乗馬クラブピントは、単なる乗馬施設ではない。ここは鎌倉時代から脈々と受け継がれてきた小笠原流弓馬術を今に伝える稽古所であり、馬上で弓を引く武術の実践と継承を第一の使命としている。旧豊前小倉藩の惣領家に伝わった由緒ある流儀が、九州の地で現代に息づく場所だ。
小笠原惣領家から受け継がれた流儀
小笠原流弓馬術は、甲斐源氏を祖とする小笠原氏が中世以来守り続けた弓馬の道。この流儀は小笠原惣領家第三十二代当主・小笠原忠統から源長統へと受け継がれ、現在は源長統が宗家として流鏑馬武徳会を結成し、後世への継承活動を精力的に続けている。「旧豊前小倉藩 惣領家相傳」という肩書きが示すとおり、藩政時代の正統な伝承ラインを今も守る稀有な存在だ。
二つの稽古場、それぞれの役割
稽古の舞台は二か所に分かれている。稽古所に隣接した場内馬場は主に馬術の基礎稽古に使われ、馬と人の関係を丁寧に築く場となっている。一方、稽古所から少し離れた見晴らしの良い高台に設けられた稽古馬場は、流鏑馬専用のコース。二つの的が設けられており、実際の奉納演武と同じ緊張感の中で射手が技を磨く。高台からの眺望も相まって、稽古の場そのものが武術の空気を帯びている。
各地の神社で続く奉納の記録
流鏑馬武徳会は毎年、複数の神社で奉納・演武を行っている。4月上旬は柳川市の三柱神社、10月上旬は飯塚市の綱分八幡宮が定例の舞台だ。記録を辿ると2004年の南アルプス市小笠原長清公顕彰を皮切りに、福井市の一乗谷朝倉氏遺跡、明石城築城400年記念、大分市の大野川合戦など、全国各地で奉納を重ねてきた。2020年の柳川市三柱神社では馬弓射儀による疫病退散祈願も執り行われており、武術が神事と深く結びついていることがわかる。
未経験者も参加できる流鏑馬体験
この稽古所の特筆すべき点は、未経験者にも門戸が開かれていることだ。馬に乗りながら弓を射るという、ふだんの日常では到底体験できない武技を、基礎から丁寧に指導してもらえる。鎌倉武士が戦場で磨いた技術の片鱗に、九州・飯塚の地で触れることができる機会は、ほかにそうあるものではない。
アクセス
福岡県飯塚市有安385-1。最寄駅の情報は不明
営業時間
月曜定休日。営業時間の記載なし
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店舗詳細
- 対応言語
- 日本語
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