
伊弉諾神宮
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日本神話の舞台そのものに足を踏み入れる体験ができる神社が、淡路島の北部に鎮座する伊弉諾神宮です。古事記・日本書紀にその創祀の起源が記されており、日本で最初の夫婦神「イザナギノミコト・イザナミノミコト」を御祭神とする、国内最古の格式を持つ神社です。「国生みの島・淡路」として日本遺産に認定された淡路島の、まさに精神的な核心といえる場所です。
国生み神話の舞台としての淡路島
はるか神代の昔、イザナギノミコトとイザナミノミコトは「国を創り固め成せ」との命を受け、天之瓊矛(あめのぬぼこ)を授かりました。その矛で下界をかきまぜ、引き上げた矛先から滴り落ちた塩の雫が自ら凝り固まって「自凝島(おのころじま)」となり、その島に天下った二柱の神は夫婦となって次々と日本列島を生み出しました。その最初に誕生した島が淡路島であるとされていることから、淡路島は「夫婦のふるさと」とも呼ばれるようになりました。伊弉諾神宮はその神話の記憶を現代まで脈々と伝える聖域です。
御神木「夫婦の大楠」
境内でひときわ存在感を放つのが、2株の木が寄り添うように合体した樹齢900年の「夫婦の大楠」です。御神木としてしめ縄が厳かに張り巡らされ、夫婦円満・安産子授・縁結びの信仰を集める神木として古くから多くの参拝者に親しまれてきました。2本が1本に結ばれた姿そのものが夫婦の絆を象徴するようで、実際に目にすると言葉以上の説得力を持つ御神木です。
放生の神池に宿る祈り
表参道と社殿の間に静かに広がる「放生の神池」にも、独自の信仰慣行が受け継がれています。心身の病の回復を願うときには池に鯉を放ち、その願いが叶い快癒した際には感謝と長寿を願って亀を放つという習わしで、時代を超えて今も続いています。神池の水面は境内の静寂をさらに深め、参拝者が祈りを内側に向かわせる場として機能しています。
夫婦円満の御神鳥「鶺鴒」
古くより「鶺鴒(せきれい)」は男女の和合へといざなう御神鳥として崇められてきました。その由来を受け継ぐかたちで、伊弉諾神宮の境内には「せきれいの里」が設けられており、夫婦円満の象徴としての信仰がひとつの場所に凝縮されています。神話・御神木・神池・御神鳥と、「夫婦」というテーマが境内のあらゆる要素に織り込まれており、縁結びや夫婦の絆を願う参拝者にとって格別の意味を持つ聖地となっています。
アクセス
淡路市多賀740
営業時間
24時間営業
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