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犬鳴山七宝瀧寺

犬鳴山七宝瀧寺

※写真はイメージです。

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大阪府泉佐野市の犬鳴山に深く分け入ると、1400年以上の歴史を持つ霊山がある。犬鳴山七宝瀧寺は斉明天皇7年(661年)に創建された真言宗犬鳴派の大本山であり、葛城二十八宿修験道の根本道場として、今なお現役の修行の場であり続けている。国内の霊山のなかでも元祖と称される存在で、独自の進化を遂げた修験の伝統がこの山全体に息づいている。

原始の森に守られた霊地

境内とその周辺は「原始の森」と呼ばれるほどの豊かな自然に満たされており、山内全体が大きな行場として機能している。葛城修験の入峯修行や山内行場での修行が今も盛んに行われており、俗世とは切り離された霊的な空気が漂う。都市近郊にありながら、こうした原始的な自然と修行文化が重なり合う場所は他に類を見ない。

七つの瀧——七福神・不動の霊瀑

犬鳴山中には七つの瀧が存在する。両界の瀧、塔の瀧、弁天の瀧、布引の瀧、固津喜の瀧、行者の瀧、千手の瀧の七瀑は、七福神・不動の霊瀑として信仰され、千古の姿のままに飛沫を上げ続けている。これらは単なる景勝地ではなく、修行者が心身を鍛える場であり、なかでも行者の瀧は一日修行体験における瀧修行の舞台となっている。

365日受け付ける護摩祈祷

七宝瀧寺の大きな特徴のひとつが、365日護摩祈祷を受け付けている点だ。護摩は煩悩を焼却し、息災・降伏などを祈願する真言密教の修法であり、年間を通じて祈祷を依頼できる体制を整えている。水子供養、病封じ(きゅうり加持祈祷)、厄除十一面観世音菩薩供養法要など多様な法要も執り行われており、信仰の目的に応じた参拝が可能だ。毎年7月26日には病封じのきゅうり加持祈祷が開催されるなど、年中行事も充実している。

一日修行体験で修験道を体感する

一般向けに設けられた「一日修行体験」は、犬鳴山の修験者の指導のもと、行場・拝所を回峰し、最後に行者の瀧で瀧修行を体験するプログラムだ。令和8年も継続して実施されており、修験道を体感したい人にとって貴重な機会となっている。山伏文化への入口として、また心身のリセットを求める人にも響く内容だ。

アクセスと宿泊

南海本線の泉佐野駅またはJR阪和線の日根野駅から犬鳴山行きの南海バスに乗り終点で下車、山門まで150m、本堂まではさらに900mを歩く。自家用車の場合は本堂下の駐車場(50台)を利用でき、駐車場から本堂まで徒歩約5分。参拝時間は午前8時から午後4時30分まで。宿坊として七宝瀧寺白雲閣があり、修行者向けに宿泊を受け付けている(問い合わせは072-459-7219)。周辺には犬鳴温泉も点在しており、参拝後に立ち寄ることもできる。

アクセス

南海本線泉佐野駅またはJR阪和線日根野駅から犬鳴山行南海バス終点下車、山門まで150m、本堂まで900m 自家用車: 阪神高速から泉佐野粉河線経由、犬鳴林道で1.5km、本堂下駐車場(50台駐車可)から徒歩5分

営業時間

8:00~16:30(開門8時、参拝16時30分まで)

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