
星峠の棚田ビューポイント
GALLERY
新潟県十日町市の山あいに位置する星峠の棚田は、大小約200枚の水田が斜面にびっしりと連なり、まるで魚の鱗のように折り重なる農村景観で知られます。十日町市内に点在する棚田スポットの中でも最も人気が高く、その幻想的な絶景を求めて全国各地からカメラマンや観光客が足を運ぶ場所です。2022年には農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に認定され、その景観的・文化的価値が全国的にも認められています。
水鏡と雲海——ふたつの絶景が重なる瞬間
星峠の棚田を特別な存在たらしめているのが、「水鏡」と呼ばれる現象です。春は雪が解けてから田植えが始まるまでの期間、秋は10月後半から積雪が始まる前の期間に、棚田の水田に水がたまり、空や周囲の山の稜線を鏡のように映し出します。さらにこの時期には朝霧による雲海が発生することがあり、雲海と水鏡が同時に出現したときの光景は、多くの写真愛好家が狙う「奇跡のカット」として語り継がれています。水鏡の見ごろは早朝の光が特に美しく、その時間帯は駐車場(普通車20台)が混み合うため、余裕をもった到着が推奨されます。
一年を通して変わる棚田の表情
十日町市観光協会が運営するブログ「さとやまノート」では、棚田の様子が定期的にレポートされており、過去の記事をさかのぼると、季節やその年の天候によって景観が大きく異なることが一目でわかります。春の水鏡から始まり、田植え後に広がる青々とした早苗の緑、盛夏の力強い稲穂、黄金色に染まる秋の収穫期と、同じ場所でまったく異なる風景が次々と現れます。なお冬期間は駐車場と展望台の除雪が行われないため立ち入りができず、雪解けの遅い年にはゴールデンウィーク明けまで利用再開が遅れることもあります。
棚田を守る地元の取り組み
2013年、地元有志によって「星峠の棚田を守る会」が発足しました。先祖代々受け継いできた棚田を次世代へ繋げることを目的とし、保全活動や守り隊・ボランティアの募集、里山ガイド&体験といった取り組みを続けています。棚田はあくまで農家が生業として耕作する私有地であり、観光用に整備された施設ではありません。その前提を理解した上で訪れることが、この景観を未来につなぐ第一歩となります。
訪問時のマナーと注意事項
棚田の鑑賞・撮影に際しては、地元が定めたルールの遵守が強く求められます。田んぼ・畔・畑への立ち入りおよび三脚の設置は私有地への不法侵入にあたるため厳禁です。農耕車が優先されるため農作業の妨げにならないよう行動し、ゴミは必ず持ち帰ること、農作業中の方を無断で撮影しないことも求められます。ドローンの飛行には航空法や小型無人機等飛行禁止法が適用され、事前の許可取得が必要です。また、夜間は街灯がなく非常に暗くなるため、無灯火での移動は危険です。マスメディアや映像制作によるロケーション撮影・ドローン撮影については、十日町市観光協会への事前連絡と地元への撮影協力金(半日25,000円・一日50,000円)の協力が求められます。2026年春以降は、バスで乗り入れる場合にも乗入れ協力金(大型・中型バス5,000円、小型バス・マイクロバス3,000円)の負担が必要となっています。
アクセス
ほくほく線「まつだい駅」下車 タクシーで約20分 関越自動車道「越後川口IC」より約1時間 関越自動車道「塩沢石打IC」より約1時間
営業時間
冬期(降雪期)を除き、24時間自由に来訪可能。冬季の駐車場・展望台は除雪未実施のため利用不可。
料金目安
無料
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店舗詳細
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