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ひたち海浜公園ネモフィラ

ひたち海浜公園ネモフィラ

Photo: くろふね / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons
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茨城県ひたちなか市に広がる国営ひたち海浜公園。その一角に位置するみはらしの丘では、毎年春になると約530万本のネモフィラが一斉に花開き、丘全体を鮮やかなブルーに染め上げる。この圧倒的な青の絶景は、日本屈指の花の名所として国内外から多くの旅行者を魅了し続けている。

ひたち海浜公園とネモフィラの歴史

国営ひたち海浜公園は1991年に開園した国管理の公園で、茨城県ひたちなか市の太平洋沿岸に位置している。総面積は約350ヘクタールと広大で、花の名所として知られるほか、遊園地やバーベキュー場、サイクリングコースなど多様な施設を備えた複合型レクリエーション施設だ。

ネモフィラはムラサキ科の一年草で、北アメリカ原産の植物。日本での正式名は「ネモフィラ・メンジェシー」といい、直径2〜3センチほどの小さな5弁花が特徴だ。花びらは澄んだ空色で、中心部に白いまだら模様があり、その清楚な姿が多くの人を引きつける。公園でのネモフィラの栽培は1990年代後半ごろから始まり、徐々に株数を増やしながら現在の530万本規模へと発展してきた。今日では、ネモフィラといえばひたち海浜公園を連想するほど、その名は全国に知れ渡っている。

みはらしの丘の絶景——青の世界へ

みはらしの丘は標高約58メートルの小高い丘で、その斜面全体に530万本ものネモフィラがびっしりと植えられる。見頃の4月中旬から5月初旬にかけて丘を訪れると、眼前に広がるのは息をのむような光景だ。青い花々が丘の傾斜に沿って広がり、晴れた日には青い空と見事に溶け合う。地平線がどこにあるのかわからないほどの一体感は、「まるで天国にいるよう」「空の中に迷い込んだみたい」と表現されることも多い。

丘の頂上から見渡すと、太平洋を望む絶景も楽しめる。内陸側には青一面の花畑、海側には広大な太平洋という対比も、この場所ならではの魅力だ。丘全体をぐるりと回遊できる散策路が整備されており、さまざまな角度からネモフィラを楽しみながら写真撮影ができる。インスタグラムをはじめSNSで映えるスポットとしても国内外で話題を集め、外国人観光客も年々増加している。

春以外も見逃せない——四季の花々

ひたち海浜公園の魅力はネモフィラだけにとどまらない。園内では一年を通じてさまざまな花が咲き誇り、季節ごとに異なる表情を楽しむことができる。

春のネモフィラが終わりを迎える5月下旬から6月にかけては、バラ園が見頃を迎える。色とりどりのバラが咲き乱れ、華やかな香りとともに優雅な雰囲気が漂う。夏にはひまわりやポピーが咲き、明るい色彩が公園を彩る。

そして秋に特に人気を集めるのが、コキア(ホウキグサ)の紅葉だ。夏の間は緑色の丸いドーム型をしたコキアが、10月中旬から下旬にかけて真っ赤に色づく。みはらしの丘がコキアの赤に染まる光景は、春のネモフィラに匹敵する人気を誇り、両シーズンを目当てにひたちなか市を訪れるリピーターも少なくない。冬は水仙が凛と咲き、静寂に包まれた園内でしっとりとした花の美しさを楽しめる。

広大な公園内を満喫するために

ひたち海浜公園の敷地面積は350ヘクタールを超えるため、徒歩だけで全体を回るのはなかなか大変だ。レンタサイクルを利用すれば、広い園内を効率よく移動できる。ファミリー向けの遊園地エリア「プレジャーガーデン」にはジェットコースターや観覧車などがあり、子ども連れにも人気が高い。ピクニック広場やバーベキュー施設も完備しており、弁当を持参してのんびり過ごすのも一つの楽しみ方だ。

ネモフィラの見頃時期は混雑が予想される。特にゴールデンウィーク中の週末は入場者が集中し、駐車場や周辺道路が大渋滞することも珍しくない。できれば平日や開園直後の時間帯を選ぶと、混雑を避けてゆったり鑑賞できる。また、ネモフィラは午前中の光が当たる時間帯にもっとも鮮やかに輝くため、早い時間帯の訪問がおすすめだ。

アクセスと周辺情報

ひたち海浜公園へのアクセスは、公共交通機関を利用する場合、JR常磐線の勝田駅からバスで約15分が便利だ。ネモフィラの見頃時期には臨時バスが増便されることも多く、駅からのアクセスもスムーズになる。車の場合は北関東自動車道のひたち海浜公園ICが最寄りで、公園専用の駐車場が複数設けられている。

周辺には那珂湊おさかな市場があり、新鮮な海鮮グルメを手頃な価格で楽しめる。地元の漁師町ならではの活気あふれる市場は、公園とセットで立ち寄りたいスポットだ。また少し足を延ばすと、水戸市内には日本三名園の一つ「偕楽園」がある。梅の名所として名高い偕楽園と組み合わせれば、茨城の自然と文化を存分に味わうひとり旅や家族旅行の計画が立てやすい。春の茨城を代表するひたち海浜公園のネモフィラは、一度見たら忘れられない圧倒的な青の世界を約束してくれる。

アクセス

JR常磐線 勝田駅からバス20分

営業時間

9:30〜17:00

料金目安

450円

編集部最終確認: 2026-04-25 (AI抽出)

施設の特徴

駐車場あり子連れ可

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