
ゲストハウス カイタク舎
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愛媛県最南端の愛南町・緑地域に、築50年の空き家を地域の人々の協力で改修した体験型ゲストハウスがある。「ゲストハウス カイタク舎」は、「遊ぶ、学ぶ、泊まる、暮らす」を一つの滞在で実践できる拠点として生まれた。宿がめざすのは、観光名所を巡るツアーではなく、海・山・農・清流が身近にある"緑の日常"に直接触れる体験だ。
「泊まる」より「暮らす」に近いステイ
カイタク舎は、オーナー自身が生活する古民家の部屋を客室として提供している。プライバシー度は低いと公式に明記されているが、それこそがこの宿の本質でもある。「田舎に住む仲のよい友人や親戚の家に泊まる」ような感覚で過ごしてほしいというオーナーの姿勢が、旅館やホテルとは根本的に異なる空気感をつくっている。横浜から愛南町へ移住したオーナー自身の人生選択が、「田舎こそフロンティア」というメッセージとともに宿のあり方に滲み出ている。
達人たちと出会う体験プログラム
カイタク舎では、宿泊に加えて「食」「学び」「遊び」の各種体験プログラムを用意している。地域には海・山・清流といった自然資源を活かした多様な技を持つ地元の達人たちが暮らしており、彼らとの交流が体験の核となる。お土産は物ではなく「一生ものの知恵」というコンセプトのもと、その場だけで完結しない、記憶に残る出会いをめざしている。インバウンドメディア「MATCHA」でも紹介されるなど、海外からの旅人にも注目される存在になりつつある。
緑地域と愛南町の自然・景観
宿から徒歩約8分のところには、新鮮な野菜と魚介類が並ぶ直売所がある。お弁当・パン・惣菜も手に入り、オーナー自身も菜園で栽培した野菜を出荷している。緑地域は観光地ではないからこそ、農村風景や自然に根ざした暮らしがそのまま残っている。
宿の周辺で特筆すべきスポットが、オーナーが「愛南のマチュピチュ」と名づけた石垣集落だ。台風や季節風から集落を守るために軒先まで整然と積み上げられた石垣が連なる景観は、日本を代表する石垣文化の一大景観地と評される。集落の上部には「だんだん館」という憩いの場・観光拠点もある。
愛南町全体に目を向けると、リアス式海岸が広がる海岸部は「足摺宇和海国立公園」に指定されており、釣り・スキューバダイビング・シュノーケリングの人気スポットとしても知られている。温暖な気候と美しい海、そして観光化されていない内陸の農村風景の両方を持つまちで、秋になると歩き遍路の旅人たちの姿も見られる。
こんな旅人に向いている
自然の中でただ「休む」だけでなく、地域の人と関わりながら何かを持ち帰りたい旅人に向いている宿だ。プライバシーよりも人との距離感を大切にする体験型の滞在であることを事前に理解したうえで訪れると、他の宿では得られない滞在になるだろう。愛媛県農泊のPR動画にも取り上げられた、グリーンツーリズムの文脈でも注目の一軒だ。
アクセス
〒798-4134 愛媛県南宇和郡愛南町緑甲308
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店舗詳細
- 個室
- なし
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