函館駅を降りた瞬間から、旅の高揚感をそのまま持ち込める場所がある。若松町12番地に位置する複合施設「ハコビバ」の一角を成す函館駅前横丁は、飲食・買い物・体験が凝縮した、函館観光の新たな玄関口だ。
ハコビバとは何か――函館駅前に生まれた複合エンターテインメント空間
函館駅前横丁は、JR函館駅から徒歩すぐの立地に誕生した複合商業施設「ハコビバ」内のエリアのひとつ。施設全体は「スクエアサイド」「ステーションサイド」「ゲートサイド」という三つのゾーンで構成されており、それぞれのエリアが異なるコンセプトを持つ。飲食店・土産物店・サービス業・フィットネスジムまで、多彩なテナントが入居しており、旅行者はもちろん地元市民の日常的な立ち寄りスポットとしても親しまれている。観光の拠点として、また函館滞在中の「すき間時間」を豊かに使える場所として、幅広い用途で訪れる人を迎えている。
スクエアサイド――立ち寄りやすい軽食・土産・占いが集まるゾーン
施設の中でも特にバラエティ豊かな顔を持つのが「スクエアサイド」だ。「KATTSU」は、コーヒーブレイクやちょい飲みを楽しみたい地元市民のための軽食喫茶・立ち呑みスペース。仕事帰りや観光の合間に気軽に立ち寄れる、日常使いに最適な店舗だ。
土産物コーナーとして「井 santuario」と「鶴井龜作商店」の2店舗が入っており、北海道各地のお菓子や雑貨、オリジナル商品などを取り扱っている。函館ならではの品揃えに加え、店独自のオリジナル商品も展開しており、「ここだけで買えるもの」を探す楽しみもある。
ユニークなスポットとして目を引くのが「占い 迷宮の館」。函館市内近郊で活躍する約10名の占い師が日替わりで在席しており、タロット・手相・姓名判断など、日によって異なる種類の占いを体験できる。旅先でちょっとした運試しや人生の節目に訪れるのもおすすめだ。女性向け・カップル向けの品揃えに特化した「ハコビバガチャガチャ」コーナーもあり、小さな思い出づくりにもぴったりな空間となっている。
ステーションサイド――本格的な食と癒しが揃うゾーン
駅に隣接する「ステーションサイド」は、より腰を落ち着けて楽しみたい人向けのゾーン。一人用の小鍋で自分のペースで楽しむスタイルが特徴的な「しゃぶしゃぶ テムジン」は、従来のしゃぶしゃぶとは一線を画す個食スタイルが人気だ。一人旅の食事にも気兼ねなく利用できる。
「メインバー ソブリン」は、ビールや5大ウイスキー、バラエティ豊かなカクテル、そして函館産の日本酒まで取り揃えるオーセンティックバー。旅の最後の一杯を、本格的なバー空間でゆっくり楽しみたい人には格好のスポットだ。
さらに、ローソン函館駅前店が入居しているのもうれしいポイント。函館駅を出て左側、ホテルに直結する形で24時間営業しており、北海道限定商品の取り扱いもある。旅行者が移動前に飲み物や軽食を手に入れるにも便利な立地だ。
リラクゼーション施設「癒し処 函館てもみ庵」では、全身もみほぐし30分3,300円(税込)から予約なしで利用でき、観光疲れや移動の疲労をその場でリセットできる。名所を巡り歩いた後の立ち寄りに最適だ。また「GOLD'S GYM 函館」も入居しており、見学は無料で受け付けている。
ゲートサイド――函館名物グルメと甘味が揃うゾーン
「ゲートサイド」は、函館の食文化を凝縮したグルメゾーン。「おんじき庭本 函館駅前店」は、創業から50年変わらぬ味を守り続ける函館ラーメンの名店。塩味のスープが市民に長く愛されており、観光客にとっては本物の函館ラーメンを気軽に味わえる貴重な機会でもある。
函館土産の定番として知られるスフレチーズケーキ「メルチーズ」の製造元「プティ・メルヴィーユ」が運営する本格カフェも入居。焼きたてのスイーツと丁寧に淹れたコーヒーが楽しめる空間は、旅の疲れを癒す一服の場としてもぴったりだ。
「甘味処 抹茶茶房」では、宇治抹茶を使用したスイーツやドリンクを中心に季節限定メニューも展開。和の雰囲気の中でほっと一息つける、旅人にも人気のスポットだ。
函館グルメ・土産を一気に堪能――多様なテナントが揃う魅力
ハコビバ全体を通じて印象的なのは、グルメの幅広さだ。「函館まるなま水産 いか焼き屋」では、生干しいかを注文を受けてから柔らかく丁寧に焼き上げる。函館名物のいかを、できたて・焼きたてで味わえる贅沢な体験は、土産用の一夜干しと合わせて人気を集めている。「函館まるなま水産」の本店では、目利き人が厳選した水産物や北の美味を加工した商品を取り扱っており、食の土産としても充実している。
「おばんざい 日和〜Hiyori〜」は2025年4月にリニューアルオープンし、野菜中心のおばんざいとおでんを軸にちょい呑みもできる店舗として新たなスタートを切った。「北海道酒場 あしたや」は北海道グルメを堪能できる総合居酒屋で、昼から通し営業しているため昼飲みにも対応。「道産酒すたんど〜Voyage〜」では北海道産の酒を幅広く取り揃え、少しの時間でも立ち寄れる立ち飲みスタイルで旅人を迎える。「海峡 海味鮨」は、地元客や観光客、インバウンド客など多様な客層に対応した寿司店で、北海道製造の日本酒とともに函館の海の幸を楽しめる。「函館茶漬酒房」では和食・洋食・中華・多国籍料理を取り揃え、昼飲みも可能な居酒屋形態で運営されている。「箱館ジンギスカン 本店」は、上質なラム肉を高コストパフォーマンスで提供する人気店で、特上ラムをはじめとするメニューが評判だ。
アクセスと利用シーン――旅の始まりにも終わりにも
住所は〒040-0063 北海道函館市若松町12-8。JR函館駅からほぼ直結の立地のため、電車での移動と組み合わせやすく、観光の起点・終点として非常に使いやすい。
朝イチから夜まで通しで利用できるテナントも多く、到着直後の腹ごしらえ、観光中の休憩、帰りの土産購入、最後の一杯まで、旅のあらゆるタイミングに対応している。一人旅でも、カップルでも、グループ旅行でも、それぞれのペースで楽しめる多様なテナント構成が魅力だ。お問い合わせは電話0138-21-1110まで。函館を訪れるなら、駅前横丁ハコビバは一度は立ち寄りたい、北の港町の新たな顔と言えるだろう。
アクセス
JR函館駅を出て左側・ホテル直結
営業時間
料金目安