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ういろう駅前調剤薬局

ういろう駅前調剤薬局

※写真はイメージです。

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小田原駅前に佇む「ういろう駅前調剤薬局」は、その名のとおり調剤薬局でありながら、室町時代から続く老舗「ういろう」が営む、歴史と現代医療が交差するユニークな複合施設です。処方箋調剤から銘菓の販売、カフェまでを一棟で担い、地元住民と観光客の双方から親しまれる、小田原随一の個性的スポットといえるでしょう。

600年以上の歴史を持つ老舗薬局

「外郎(ういろう)」という文字を目にしたとき、多くの人はまず蒸し菓子を思い浮かべるかもしれません。しかしその名は、もともと一族の家名から来ています。1368年、中国「元」の役人であった医薬師・陳延祐(ちんえんゆう)が元の滅亡とともに日本に帰化し、中国での官職名にちなんで「外郎」を名乗ったのが外郎家の始まり。博多に渡来した陳延祐を初祖とし、京都を経て1504年に現在の小田原へと来住しました。以来、この地で25代にわたって伝統を守り続けてきた当地域最古の老舗が、この「ういろう」なのです。

薬局という業態も、外郎家の医薬師としてのルーツと深く結びついています。もともと薬を扱う家系として始まった外郎家が、現代においても調剤薬局として地域医療に携わっているという事実は、600年を超える歴史の重みをそのまま体現しています。歴史的建造物の多い小田原の中でも、これほど長い来歴を持つ施設はそう多くありません。

地域医療を支える調剤サービス

ういろう駅前調剤薬局の調剤部門は、どこの医療機関の処方箋にも対応しており、幅広い診療科の薬を取り扱っています。小田原駅から徒歩わずか2分という立地の良さも相まって、駅周辺のクリニックや病院を受診した後に立ち寄りやすい環境が整っています。

特筆すべきは、FAXによる24時間受付体制を導入している点です。急きょ薬が必要になった場合や、夜間・休日前に処方箋を送っておきたいときにも対応できるこの仕組みは、患者にとって心強いサービスといえます。調剤の営業時間は9:00〜18:00で、日曜・祝日は調剤業務を休んでいますが、FAX受付によって事前準備ができる点は利便性を大きく高めています。

地域の"かかりつけ薬局"として機能するだけでなく、観光で訪れた際に急遽薬が必要になった場合にも頼りになる存在です。小田原駅前という好立地が、旅行者にとっても利用しやすい窓口となっています。

銘菓「ういろう」の歴史と味わい

調剤薬局としての機能とともに、多くの来店者を引きつけているのが和菓子売場です。「お菓子のういろう」が誕生したのは室町時代。当時、国賓をもてなすための菓子として創作されたものが評判を呼び、やがて家名から「ういろう」と呼ばれるようになったといわれています。

砂糖の精製技術が確立されていなかった時代、外郎家は薬の品揃えの一つとして南方から高価な黒砂糖(サトウキビ)を仕入れていました。その黒砂糖と米粉を合わせて蒸し上げた棹菓子が「ういろう」の原型とされています。もっちりとした食感とほのかな甘みが特徴で、その製法は600年以上にわたって脈々と受け継がれてきました。現在では「かながわの名産100選」に選ばれており、老若男女を問わず広く愛される小田原の銘菓として定着しています。

売場では、伝統的な製法を守りながら丁寧に作られたういろうを購入することができます。小田原観光のお土産として選ぶ方も多く、地域の食文化を次世代へと伝える重要な拠点となっています。

観光の途中に立ち寄れるカフェ併設

薬局と和菓子売場だけでも十分に個性的な施設ですが、ういろう駅前調剤薬局にはさらにカフェスペースも設けられています。小田原の観光スポットを巡る旅の途中に立ち寄り、ゆったりと休憩できる場として活用されています。ラストオーダーは17:00となっており、閉店間際まで観光客や近隣のビジネスパーソンでにぎわいをみせます。

喫茶スペースでは、和の雰囲気の中でひと息つきながら、伝統の銘菓を味わうこともできます。小田原城や周辺の史跡を巡った後の休憩地点として、あるいは土産を選びながらのんびり過ごす場所として、観光動線にうまく組み込まれた立地が魅力です。

アクセスと営業案内

ういろう駅前調剤薬局は、JR・小田急小田原駅から徒歩約2分の場所、神奈川県小田原市栄町1丁目2-10に位置しています。駅からのアクセスが非常に良く、観光途中や通院帰りにも気軽に立ち寄ることができます。

営業時間は9:00〜18:00(喫茶のラストオーダーは17:00)。調剤薬局の窓口は日曜・祝日が休業となっていますが、FAXでの処方箋受付は24時間対応しています。お問い合わせは電話番号0465-24-0268まで。処方箋の持参、薬の相談、お土産選び、喫茶の利用と、さまざまな目的で訪れることのできる施設です。

小田原の文化と医療をつなぐ場所

ういろう駅前調剤薬局は、単なる薬局でも和菓子店でもなく、600年以上の歴史を持つ外郎家の現在形です。医薬師として日本に帰化した一族が、現代においても調剤薬局として地域医療を担い、同時に伝統菓子の製造・販売を通じて食文化の継承にも貢献しているという事実は、唯一無二の存在感を放っています。

地元の方にとっては頼れるかかりつけ薬局として、観光客にとっては歴史ある銘菓との出会いの場として、そしてカフェを目当てに訪れる方にとっては小田原の中心部でひと息つける憩いの空間として——それぞれの目的に応じた利用ができる、地域の文化と医療をつなぐ貴重な拠点です。小田原を訪れた際にはぜひ足を運んでみてください。

アクセス

小田原駅から徒歩2分

営業時間

9:00~18:00(喫茶 L.O.17:00)、定休日: 日曜・祝日(調剤のみ)

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