帯広市の中心部、帯広駅からほど近い大通南8丁目に位置する「真如苑 とかち支部」。北海道十勝地方における真如苑の拠点として、地域の信徒たちが修行と交流を深める場となっています。
真如苑とはどのような仏教教団か
真如苑(しんにょえん)は、日本の在家仏教教団のひとつです。その起源は、伊藤真乗(いとう しんじょう)が運慶の刻と伝わる大日大聖不動明王との邂逅(かいこう)を機に出家し、東京都立川市に真澄寺(しんちょうじ)を建立したことに始まります。2026年現在、立教から90年という節目の年を迎え、全国各地の依処(よりどころ)と中継でつながりながら、元旦会や節分会、立教祭といった主要な法要が執り行われています。
真如苑は大乗仏教の根本経典のひとつとされる涅槃経(ねはんぎょう)を所依(しょえ)の経典とし、出家・在家を問わず、日常生活の中で仏道修行を実践することを重んじる教えを説いています。特定の職業や年代に限らず、幅広い人々が信仰の場として関わっているのが特徴のひとつです。
教団の歩みと立教90年
伊藤真乗が立教してから90年の歳月が流れ、真如苑はいまや国内外に多くの信徒を持つ教団へと成長しました。東京・立川の応現院(おうげんいん)を総本山として、全国各地に支部や依処を展開。重要な法要はすべて応現院で執り行われ、その模様は全国の依処にリアルタイムで中継されます。
2026年2月8日に執り行われた「立教90年 真如立教祭」もそのひとつで、全国の信徒がそれぞれの依処から参座しました。また2月3日の節分会も、応現院から全国へ向けて中継されています。このような全国一体の取り組みが、地理的な距離を超えて信徒同士のつながりを育んでいます。帯広のとかち支部においても、こうした法要に地域の信徒が集い、共に修行する機会が設けられています。
修行の内容と「接心」の実践
真如苑における修行は、大きく「3つの歩み」「法要参座」「接心修行(せっしんしゅぎょう)」という柱によって構成されています。
接心修行とは、真如苑における独自の修行形態のひとつで、修行が一定の段階に達した信徒が行うものです。座して精神を集中させ、心の内側に向き合うことを通じて、自己を見つめ直す機会とされています。こうした修行体験は、日々の生活の中では得られない深い気づきをもたらすと信徒たちは語ります。
法要参座もまた重要な修行のかたちです。各種法要に参列し、読経や儀礼を通じて仏の教えに触れること自体が修行として位置づけられています。在家の信徒にとって、仕事や家庭との両立を図りながら修行を続けられる環境が整えられているのも、真如苑が多くの人に支持される理由のひとつといえるでしょう。
社会貢献と国際支援活動
真如苑は宗教的な修行の場であるだけでなく、積極的な社会貢献活動でも知られています。国内外の支援団体への寄付や、災害被災地への人道支援が継続的に行われており、その範囲は日本国内にとどまりません。
2025年12月にはスリランカで発生したサイクロン「ディトワ」の被害に対し、総額1,700万円の拠出を決定。また、パレスチナ・ガザ地区においても緊急支援として現地支援団体への寄付を実施しています。子ども支援や食糧支援、災害支援に取り組む団体を幅広く支援することで、宗教の枠を超えた人道的な貢献を続けています。
こうした活動の背景には、「救うこと、救われること」という真如苑の理念が息づいています。月刊誌『小説新潮』やウェブメディア『デイリー新潮』への連載提供もその延長線上にあり、困難を乗り越えた人々のストーリーを通じて、広く社会に向けたメッセージを発信しています。
とかち支部と帯広の地域コミュニティ
真如苑 とかち支部は、帯広駅から徒歩圏内の市街地に位置しており、交通の便がよく、地域の信徒にとってアクセスしやすい環境にあります。十勝地方は北海道の内陸に位置し、農業や酪農が盛んな広大な大地が広がる地域です。そうした大地に根ざした人々が、日常の中に修行の場を求めて集う場所として、とかち支部は機能しています。
Googleの口コミでは平均4.5という高い評価を得ており(12件のレビューに基づく)、訪れた人々からの信頼を集めていることがうかがえます。宗教施設として敷居が高いと感じる方もいるかもしれませんが、真如苑は在家仏教を基本とする教団であり、日常生活を営みながら信仰を深める場として開かれた姿勢を大切にしています。
帯広・十勝エリアで仏教的な精神文化や修行の場に関心がある方、あるいは地域に根ざした宗教コミュニティを探している方にとって、真如苑 とかち支部は一度足を運んでみる価値のある場所です。まずは電話(0155-27-0761)や公式サイトで問い合わせてみてはいかがでしょうか。
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