
山口県獣医師会
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山口県を拠点に、動物の健康と人々の暮らしの安全を守り続ける公益社団法人山口県獣医師会。新山口駅周辺に事務局を置き、県内の獣医師が一丸となって地域社会に幅広いサービスを提供しています。
山口県獣医師会とはどんな組織か
山口県獣医師会は、山口県内で活動する獣医師が加盟する公益社団法人です。単なる職能団体にとどまらず、「食料自給率の向上」「安心・安全な畜産食品の供給」「人と動物の共通感染症(人獣共通感染症)の予防」「野生動物の救護」といった多岐にわたる公益的な活動を通じて、地域住民の生活安全に直接貢献しています。
事務局は山口市小郡下郷に位置し、新山口駅からのアクセスが良好なため、県内各地の会員獣医師や関係機関との連絡拠点として機能しています。2025年1月には事務局を移転し、体制を一新。より利便性の高い環境での業務運営が始まっています。なお2026年2月には会館の住居表示変更も行われており、最新の住所情報を公式サイトで確認することをおすすめします。
飼い主が知っておきたい狂犬病予防注射の情報
ペットを飼っている方にとって特に身近な情報として、毎年4月から6月にかけて実施される「狂犬病予防注射実施期間」があります。日本では狂犬病予防法により、飼い犬への年1回の予防注射と登録が義務付けられています。山口県獣医師会はこの時期に合わせ、県内の会員動物病院での接種や集合注射会場の情報を提供しており、飼い主への周知活動を積極的に行っています。
狂犬病は発症するとほぼ100%死亡するという非常に危険な感染症ですが、予防接種により確実に防ぐことができます。「今年の接種をまだ済ませていない」という方は、ぜひ山口県獣医師会のウェブサイトや最寄りの動物病院に問い合わせてみましょう。狂犬病予防法施行規則の改正情報なども随時掲載されており、最新の法令動向をいち早く確認できる点も同会のサイトの強みです。
人と動物の健康をつなぐ「ワンヘルス」の取り組み
山口県獣医師会が特に力を入れているテーマのひとつが「ワンヘルス(One Health)」の理念です。これは「人と動物、そして生態系の健康はひとつにつながっている」という考え方で、日本獣医師会が共同宣言を発表するなど、近年注目が高まっています。
具体的な活動としては、マダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」や「ダニ媒介脳炎」に関するリスク情報の提供、鳥インフルエンザの発生状況の共有、「人獣共通感染症病原体監視システム(ZAS)」の活用推進などが挙げられます。これらの情報は獣医師だけでなく、ペットを飼う一般市民にとっても重要な健康情報です。春先には吸血昆虫(ノミ・マダニなど)対策の強化を呼びかけるなど、季節に応じた予防情報も積極的に発信しています。
愛猫や愛犬が屋外に出る機会が多い方、山や草むらに連れていくことがある方は、同会が提供するこれらの情報を定期的にチェックする習慣をつけると安心です。
畜産・産業動物分野での重要な役割
山口県獣医師会の活動はペット(愛玩動物)の領域だけにとどまりません。牛・豚・鶏などの産業動物の衛生管理にも深く関わっており、食の安全を支える重要な役割を担っています。
たとえば、牛の個体識別情報の管理・伝達に関する法律に基づく周知活動、飼料の安全性確保に関する法令改正への対応、家畜伝染病であるランピースキン病(2024年に国内初発生が確認)への対応情報の提供など、畜産農家や食品関連業者に向けた専門的な情報発信も行っています。
さらに、第3回 中国・四国地区産業動物臨床研究会などの学術・研究イベントの開催告知も行っており、獣医師の専門スキル向上の場としても機能しています。山口獣医学雑誌(年1回発行)への投稿受付なども行っており、地域の獣医学の発展に寄与する学術出版活動も続けています。
愛玩動物看護師の育成と資格支援
近年の動物医療の高度化に伴い、2023年に「愛玩動物看護師」という国家資格が新設されました。山口県獣医師会は、この資格取得を目指す方々や、すでに資格を持つ愛玩動物看護師の育成・支援においても積極的に関わっています。
国家試験の実施情報や受験資格認定の取り扱いに関する通知、愛玩動物におけるオンライン診療の適切な実施に関する指針など、動物看護の最前線に立つ専門職を支援する情報が随時公開されています。また、東亜大学の動物看護総合実習への協力など、教育機関との連携も積極的に進めており、将来の動物医療を担う人材育成に貢献しています。
動物病院でのスタッフの質が向上することは、そのままペットへの医療サービスの質の向上につながります。ペットの飼い主にとっても、こうした取り組みは間接的に大きなメリットをもたらしています。
アクセスと問い合わせ方法
山口県獣医師会の事務局は、山口市小郡下郷に位置しており、新幹線の停車駅でもある新山口駅(旧・小郡駅)から近い場所にあります。県内各地からのアクセスも比較的容易で、電車や車での訪問が可能です。
電話での問い合わせは083-972-1174で受け付けており、公式ウェブサイト(http://www.yamaguchi-vet.or.jp/)では最新のお知らせや会報、各種様式のダウンロードなどが提供されています。会報は「山口県獣医師会会報」として毎月発行されており、2026年4月号は第779号を数えます。長年にわたり地域の動物医療・衛生行政を支えてきた歴史の深さが伺えます。
ペットの健康相談窓口を直接提供する動物病院とは異なりますが、近くの動物病院を探したいときや、狂犬病予防注射の集合接種会場を知りたいとき、または地域の動物に関するトラブルや疑問がある際の相談先の紹介などについても、同会が窓口となることがあります。山口県でペットを飼うすべての方にとって、頼りになる公的な専門機関です。
アクセス
新山口駅から徒歩圏内
営業時間
9:00~19:00
料金目安
3,000円~8,000円
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