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中野区立中央図書館

中野区立中央図書館

Photo: Asanagi / CC0 / Wikimedia Commons
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中野駅南口からほど近い場所に、中野区の知の拠点として長年愛され続けてきた公共図書館がある。子どもから大人まで、誰もが気軽に立ち寄り、学び、調べ、読書を楽しめる中野区立中央図書館だ。

中野の文化拠点として70年以上の歴史

中野区立中央図書館の歴史は1948年12月にさかのぼる。戦後まもなく中野区立図書館として産声を上げた同館は、地域住民の読書・学習環境を支え続け、1993年10月29日に現在の場所で中央図書館として新たな一歩を踏み出した。

所在地は東京都中野区中野2-9-7。JR中央線・総武線、東京メトロ東西線が乗り入れる中野駅の南口から徒歩わずか7分という利便性の高い立地にある。ただし館内には駐車場やバイク用駐輪場が設けられていないため、徒歩・自転車・公共交通機関を利用しての来館が推奨されている。

建物は地上4階・地下3階建て。図書館スペースとして使われているのは地下1階と地下2階の一部で、総面積は4,480平方メートルに及ぶ。地域の中核図書館として、中野区内の野方図書館・南台図書館・鷺宮図書館・江古田図書館・上高田図書館・中野東図書館などの分館群をネットワークでつなぎ、区全体の図書館サービスの中心を担っている。

約50万冊の蔵書と多彩なメディアコレクション

2025年3月31日現在、中央図書館が所蔵する資料数は497,867冊。障害者用カセットテープやデイジー図書(録音図書)も含めた数字であり、幅広い利用者のニーズに対応したコレクション構成となっている。

図書資料以外にも視聴覚資料が充実しているのも特徴だ。CD 9,159点、レコード 2,387点、ビデオテープ 1,473点、DVD 709点、16mmフィルム 1,628点というスケールの視聴覚コレクションは、音楽・映像・映画研究など多様な用途に対応できる。レコードや16mmフィルムといったアナログメディアの保存・提供を継続している点は、デジタル化が進む現代において貴重な文化的役割を果たしている。

閲覧席は291席(うち机あり152席)を確保。落ち着いて読書や調べ物に集中できる席数が整っており、試験勉強や仕事の調査など、じっくりと腰を落ち着けたい利用者にとっても使いやすい環境だ。

目的別に充実したフロア構成

中央図書館の大きな魅力のひとつが、利用目的に応じた専門コーナーの充実ぶりだ。

地下1階には、図書返却ポスト・一般コーナー・児童コーナー・ティーンズコーナー・参考コーナー・地域行政資料コーナー・予約本受取コーナーが集まっている。子どもから大人まで、それぞれの世代・目的に合ったスペースがまとまって配置されており、初めての利用者でも目的のコーナーにたどり着きやすい設計になっている。参考・地域行政資料コーナーでは、調べものや専門的な資料探しにも職員が対応してくれる。

地下2階には視聴覚コーナー、無線LAN・パソコン専用席、インターネット閲覧用パソコン、セミナールーム(子どもの学習スペース)、授乳室などが設置されている。無線LAN環境が整ったパソコン専用席では、自分のデバイスを持ち込んでの調査・学習が可能。子どもの学習スペースとして機能するセミナールームは、放課後の学習や自由研究にも活用されている。また授乳室の設置により、乳幼児連れの保護者も安心して来館できる環境が整っている。

子どもから大人まで対応した多彩なサービス

中野区立中央図書館は、単なる本の貸し出し施設にとどまらず、幅広い世代のニーズに応えるサービスを展開している。

児童サービスでは「おはなし会」を定期的に開催しており、絵本の読み聞かせを通じて小さな子どもたちが本に親しむ機会を提供している。また「ブックスタート」と連携し、赤ちゃんと絵本を結びつける取り組みも実施。子育て世代にとって、図書館を日常的に訪れるきっかけとなるプログラムが充実している。

中高生向けには「ティーンズコーナー」を設置。ティーンズ世代が読みたいと思う本やコミックなどが集められており、若い世代が図書館に足を運びやすい工夫がなされている。公式サイトでは「ティーンズコーナーを見てみよう!」というコーナー紹介ページも用意されており、来館前に内容を確認することもできる。

ビジネスパーソンや研究者向けには「ビジネス支援」コーナーと「調べもの相談」サービスが整備されている。オンラインデータベースやCD-ROM資料の活用支援も行っており、仕事上の情報収集や専門的な調査においても図書館員がサポートしてくれる頼もしい環境だ。

郷土資料・特別コレクションの充実

中野区立中央図書館が他の図書館と一線を画す点のひとつが、郷土・行政資料の充実だ。地域の歴史・文化に関する資料が体系的に整備されており、中野区の過去と現在を調べたい人にとって欠かせない資料館的機能を果たしている。

また、特筆すべき所蔵として「芹沢光治良文庫」がある。中野区にゆかりのある作家・芹沢光治良の関連資料をまとめたコレクションで、文学研究や作家への関心を持つ人々にとって貴重な閲覧機会を提供している。

新聞資料も豊富で、日本語新聞・外国語新聞・新聞縮刷版・新聞CD-ROM・地域新聞・点字新聞など、多種多様な新聞資料が揃っている。過去の出来事の調査や外国語学習、視覚障害者向けサービスまで、幅広い目的での利用が可能だ。

開館時間とアクセス

中野区立中央図書館の開館時間は9時から21時まで。平日の夜間も利用できるため、日中に時間が取れない会社員や学生でも仕事・学校帰りに立ち寄ることができる。

休館日は毎月第2月曜日(2月・6月・11月は第4月曜日)と毎月最終金曜日の館内整理日、年末年始(12月29日〜1月3日)のほか、特別整理期間が設けられている。特別整理期間の日程は図書館カレンダー等での案内が行われるため、来館前に確認しておくと安心だ。

アクセスはJR中央線・総武線・東京メトロ東西線「中野駅」南口から徒歩7分。電話番号は03-5340-5070。蔵書検索や予約は公式サイトからオンラインで行うことができ、自宅にいながら資料の確認・取り置き依頼が完結するのも便利なポイントだ。中野区に在住・在勤・在学の方はもちろん、近隣エリアからの来館者も多く、幅広い人々に開かれた知の交流拠点として機能している。

アクセス

中野駅(JR中央線・総武線・地下鉄東西線)南口より徒歩7分

営業時間

9:00〜21:00、休館日: 毎月第2月曜日(2月・6月・11月は第4月曜日)、毎月最終金曜日、12月29日〜1月3日

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