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栃木県の山里に抱かれた鬼怒川カントリークラブは、昭和34年(1959年)に開場した歴史あるゴルフコースです。都会の喧騒から離れ、豊かな自然のなかでゆったりとクラブを振るえる、関東屈指の癒しのゴルフ場として長年にわたり愛されています。
栃木県第三の老舗コース——歴史が刻まれた緑の楽園
鬼怒川カントリークラブが開場したのは、昭和34年のこと。これは栃木県内のゴルフ場としては三番目に古く、日本のゴルフ文化が大衆へと広がり始めた黎明期にさかのぼります。高度経済成長の波に乗り、週末レジャーとしてゴルフが注目を集めていた時代に産声を上げたこのコースは、以来60年以上にわたって地元ゴルファーや観光客を迎え続けてきました。
長い歴史のなかで積み重ねてきたコースの成熟度は、訪れるゴルファーにとって何よりの魅力です。丁寧に手入れされたフェアウェイ、年月をかけて育ったコース内の樹木、そしてクラブハウスに漂う落ち着いた雰囲気——そのすべてが、一朝一夕では生まれない「時間の重み」を物語っています。ゴルフという競技が単なるスポーツを超え、自然との対話であることを実感させてくれる場所です。
鬼怒川が育んだフラットな林間コース
コースの名前にも冠された鬼怒川は、このゴルフ場の景観と個性を形作った源です。鬼怒川流域の穏やかな地形を活かして設計されたコースは、アップダウンがほとんどなく、全体的にフラットで歩きやすいのが特徴です。急峻な斜面や体力を消耗する長い登り坂がないため、年齢や体力を問わず幅広いゴルファーが快適にラウンドを楽しめます。
コースは樹木によってホール間がしっかりとセパレートされた、いわゆる「林間コース」のスタイルをとっています。隣のホールのプレーが視界に入りにくく、周囲の木立に包まれた静謐な空間のなかで自分のゲームに集中できる環境は、都心部の混み合ったゴルフ場とは一線を画す非日常感を演出しています。木漏れ日のなかをゆっくり歩きながら、四季折々の自然を体感できるのも、このコースならではの醍醐味です。
二つの顔を持つコース——鬼怒コースと大谷コース
鬼怒川カントリークラブには、性格の異なる二つのコースが設けられています。
**鬼怒コース**は全体的に距離が長く、飛距離と精度の両方が問われる本格派のレイアウトです。なかでも注目はショートホール(パー3)の難易度の高さ。一見シンプルに見えるコース設計ながら、グリーン周りのハザードや距離感の読み取りが難しく、スコアメイクに苦労するゴルファーが続出します。経験豊富なゴルファーでも「ここのショートは一筋縄ではいかない」と唸らせる手応えがあり、チャレンジ精神を刺激します。
**大谷コース**は、その名の通り大谷川(だいやがわ)周辺の地形を巧みに取り入れたコース設計が見どころです。特に象徴的なのが8番ホール。ティーグラウンドから川越えのショットを要求される設定で、水面を挟んで対岸のフェアウェイを狙う緊張感はゴルファーの胸を高鳴らせます。さらにコース随所にラテラル・ウォーターハザードが組み込まれており、大胆さと正確さを兼ね備えた攻略が求められます。「思い切ってグリーンを狙うか、安全にレイアップするか」という判断の連続が、プレーをよりドラマチックにしてくれます。
SL大樹の汽笛が響く、特別なロケーション
鬼怒川カントリークラブでのラウンドには、ほかではなかなか味わえないサプライズが待っています。それが、東武鉄道が運行するSL(蒸気機関車)「大樹」の姿と音です。
SL大樹は、下今市駅と鬼怒川温泉駅を結ぶ観光列車として人気を博しており、プレー中にその力強い汽笛の音が山間に響き渡ることがあります。タイミングが合えば、コース内からSL大樹の雄姿を遠望できることも。昭和の鉄道ロマンを感じさせる黒煙を上げた蒸気機関車が山里の緑を背景に走る光景は、日常のゴルフ場ではまず目にすることのできない特別なワンシーンです。ゴルフと鉄道という、一見かけ離れた二つの世界が交差するこのロケーションは、鉄道ファンにとっても見逃せないポイントです。
源泉かけ流しの天然温泉——プレー後の至福のひととき
ゴルフの後に疲れた体を癒すのに、これ以上の贅沢があるでしょうか。鬼怒川カントリークラブのクラブハウスには、コース内から湧き出る源泉を使用した天然温泉の浴場が備えられています。しかもかけ流し式で、新鮮な温泉がたっぷりと注がれた湯船に全身を委ねる心地よさは格別です。
鬼怒川温泉は古くから「奥日光の温泉郷」として知られ、その豊かな湯量と泉質は全国的にも名が通っています。ゴルフ場内でそのエッセンスを堪能できるのは、鬼怒川という地ならではの恵みといえるでしょう。ラウンド後に汗を流し、ゆっくりと湯につかりながら今日のプレーを振り返る——そんなゴルフ旅の締めくくりが、このコースでは自然に叶います。ゴルフと温泉をセットで楽しめる一石二鳥の体験は、遠方からわざわざ訪れる価値があります。
アクセスと周辺観光情報
鬼怒川カントリークラブへは、日光宇都宮道路の今市インターチェンジを利用するのが便利です。東北自動車道の宇都宮インターチェンジからも比較的アクセスしやすく、首都圏からのドライブにも適した立地です。
周辺には観光資源が豊富に揃っています。世界遺産にも登録された日光東照宮や中禅寺湖、華厳の滝といった定番スポットはもちろん、鬼怒川温泉街も近く、ゴルフの前後に日光・鬼怒川エリアの観光を組み合わせた充実した旅程を組むことができます。春の新緑、夏の清涼感、秋の紅葉、冬の静寂と、季節ごとに異なる表情を見せる日光・鬼怒川の自然のなかで、ゴルフと温泉と観光を存分に楽しむ旅は、日常の喧騒を忘れさせてくれる最高のリフレッシュとなるはずです。
アクセス
日光宇都宮道路今市
営業時間
料金目安
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