大分県南部の豊かな自然に包まれた直川カントリー倶楽部は、九州を代表するショートコースゴルフ場のひとつだ。コンパクトな9ホールながら、随所に設けられた池やハザードが戦略的な攻め方を要求し、初心者からシングルプレーヤーまで幅広いゴルファーを魅了し続けている。
ショートコースの概念を超えた本格的なコース設計
「ショートコース=簡単」という先入観を持って訪れると、直川カントリー倶楽部では確実に驚かされることになる。9ホールの各コースには緻密な戦略性が込められており、グリーン手前や各ホールの要所に配置された池が、プレーヤーの選択を次々と迫ってくる。ウォーターハザードを意識しながら打つショットは、距離が短くとも十分な緊張感と達成感をもたらしてくれる。
グリーンの傾斜、バンカーの配置、池との位置関係を頭に入れながら、どのクラブで、どのラインから攻めるかを組み立てる楽しさがある。単純にピンへ向かって打つだけでは思わぬスコアを叩いてしまうことも珍しくない。シングルハンディキャップのベテランプレーヤーでも、一打一打に高い集中力が求められるのがこのコースの特性だ。アイアンやウェッジを中心としたショートゲームの精度が如実にスコアに反映されるため、技術を磨きたいゴルファーにとっては絶好のトレーニングフィールドでもある。
2ラウンドで変わるゲームプランと新鮮な挑戦
直川カントリー倶楽部の大きな特徴のひとつが、9ホールを2ラウンドすることで18ホール相当のプレーが楽しめる仕組みにある。同じコースを2周するだけ、と思ってしまいそうだが、ここには巧みな仕掛けが用意されている。2回目のラウンドでは各ホールのティーマークの位置が変わるため、実際の打ち出し距離や角度がまったく異なるものになるのだ。
これによって、1回目に「このホールはこう攻めよう」と感じた戦略が2回目には通用しなくなることも多い。使うクラブの番手が変わり、グリーンへのアプローチの角度も変化し、危険なハザードの見え方すら変わってくる。同じ9ホールを回っているにもかかわらず、1回目と2回目ではまるで別のコースを歩いているかのような新鮮さがある。「2周目もこんなに面白いとは思わなかった」という感想を持つプレーヤーが多いのも、この工夫ならではだ。
限られた敷地の中でも飽きのこないゴルフ体験を提供するための設計上の知恵であり、訪れるプレーヤーへの配慮が随所に感じられる。コンパクトなコースながら、実質的に18ホール分の充実した満足感と戦略性を提供してくれる点は、このゴルフ場の大きな魅力のひとつだ。
九州の豊かな自然に囲まれた四季のゴルフ
大分県南部・佐伯市に位置する直川地区は、深い山々と清流に囲まれた自然豊かなエリアだ。直川カントリー倶楽部もその恵まれた自然環境の中にあり、プレーしながら九州の四季折々の風景をたっぷりと味わうことができる。
春(3月〜5月)には周辺の山々が柔らかな新緑に包まれ、コース全体が清々しいグリーンのグラデーションに彩られる。この時期は気候も穏やかで風も比較的穏やかなため、ゴルフをするには絶好のシーズンだ。夏は青空の下で鮮やかな緑が映え、山の爽やかな空気の中でのラウンドは格別の心地よさがある。九州の夏は日差しが強くなるため、早朝スタートを選ぶゴルファーも多い。
秋には周囲の山肌が赤や黄のグラデーションに染まり、コースを美しい紅葉が包む。澄んだ秋の空気の中で打つショットは、絶景を楽しみながらのプレーという贅沢なひとときだ。冬は九州特有の比較的温暖な気候のおかげで、厳冬期でも比較的プレーしやすい環境が整っている。一年を通じてコンディションが良好な日が多く、季節を問わずゴルフが楽しめるのも九州ならではの魅力といえる。
ビギナーから上級者まで、あらゆる層に対応
ショートコースという性格を持つ直川カントリー倶楽部は、ゴルフを始めたばかりのビギナーにとっても取り組みやすい環境が整っている。長距離のドライバーショットが打てなくても、アイアンやウェッジを駆使した精度重視のショートゲームが中心となるため、まだドライバーを打ちこなせない初心者でも十分楽しめる。本格的なコースデビューを前に、ラウンドの流れやエチケットを自然に身につける場としても最適だ。
一方で前述のとおり、池などのウォーターハザードや周到に配置されたバンカーが随所に設けられているため、上級者にとっても決して油断できないコースだ。スコアを安定させるには慎重なコースマネジメントと精密なショートゲームが要求される。シングルプレーヤーがスコアを磨く練習ラウンドとして訪れることも多く、短時間で集中的にアプローチやパッティングを鍛える場として高く評価されている。
また、家族や仲間とのグループプレーにも適しており、ゴルフ経験の差があるメンバーが集まる際にも全員が楽しみやすい雰囲気がある。気軽なコンペや記念ラウンドの場としても重宝されている。
アクセスと周辺の観光・グルメ情報
直川カントリー倶楽部への主なアクセスルートは、東九州自動車道の佐伯インターチェンジを利用するのが便利だ。高速を降りてからも大分県南部らしい山々と緑豊かな道を走ることになり、ドライブそのものも旅の楽しみのひとつとなる。
周辺の佐伯市は、豊後水道に面した港町として知られ、新鮮な海の幸が豊富に揃う食の宝庫だ。ゴルフを終えた後には、豊後水道で育ったブリ・アジ・エビなど、地元ならではの新鮮な魚介料理を堪能するのが定番コースとなっている。佐伯市内には歴史ある城下町の風情も残り、佐伯城跡や歴史的建造物などゴルフ以外の観光スポットも充実している。
また、大分県は「おんせん県」の愛称で親しまれる日本有数の温泉地帯でもある。別府や由布院といった名湯が比較的アクセスしやすい距離にあり、ゴルフと温泉を組み合わせた一泊二日の旅程を組む観光客も多い。ゴルフで心地よく体を動かした後に、源泉かけ流しの湯でゆっくりと疲れを癒す――そんな贅沢な旅の締めくくりができるのも、大分・佐伯エリアならではの魅力だ。九州旅行の一コマとして、直川カントリー倶楽部をぜひコースに加えてみてほしい。
アクセス
東九州自動車道佐伯
営業時間
料金目安
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