
GALLERY
佐賀県の豊かな自然に抱かれた「NINE STONE GOLF CLUB」は、かつて天山カントリークラブ北コースとして親しまれてきたゴルフ場だ。九州の名峰・天山のふもとに広がるこのコースは、9ホールながら本格的なレイアウトと独自の難易度で、多くのゴルファーを魅了し続けている。
コースの概要と特徴
NINE STONE GOLF CLUBの最大の個性は、「本コースとは一味違う」という点にある。隣接する本格18ホールコースと比べると規模こそコンパクトだが、それゆえに凝縮された戦略性と挑戦的なホール設計が随所に散りばめられている。
コース名にある「NINE STONE」という言葉には、9つのホールそれぞれが「石」のように確固たる個性を持つという意味が込められているようだ。実際にラウンドしてみると、同じホールが二度とないような変化に富んだレイアウトに気づく。フェアウェイの微妙な傾斜、木々が作り出す障害物、グリーン周りの複雑な地形——それらが絡み合い、プレイヤーは毎ショットで新しい判断を迫られる。
距離こそ短いが、スコアをまとめるためには正確なショットコントロールとコースマネジメントが欠かせない。「9ホールだから簡単」という先入観を持って臨むと、思わぬ落とし穴にはまることになる。
2グリーン制という贅沢な設計
このコースの技術的な見どころのひとつが、ベントグリーンと高麗グリーンの2グリーン制を採用している点だ。日本のゴルフ場では各ホールに2つのグリーンを設ける「2グリーン制」が広く普及しているが、NINE STONE GOLF CLUBではこの仕組みによってプレイヤーに異なる攻略体験を提供している。
ベントグリーンは洋芝の一種で、表面が繊細でボールの転がりが速く、繊細なタッチが求められる。一方の高麗グリーンは国内に古くから根付く芝で、独特の抵抗感があり、パッティングラインの読み方がベントとは大きく異なる。どちらのグリーンが使用されているかによって、同じアプローチでも全く違う結果になることがある。
この違いを理解し、グリーンの質感や速さを読み取る力こそが、スコアアップへの近道だ。特に上級者にとっては、グリーン周りの繊細なショットゲームを磨く絶好の練習場として機能する。ウェッジの距離感やスピン量のコントロールを試すには、これ以上ない環境が整っている。
トリッキーなレイアウトが生む醍醐味
「トリッキー」という言葉がこのコースを語る上でのキーワードだ。一見するとシンプルに見えるホールでも、実際にティーイングエリアに立つと、意外な難しさが見えてくる。
例えば、フェアウェイが微妙にドッグレッグしていたり、グリーン手前に深いバンカーが口を開けていたり、グリーン面が複雑に傾斜していたりと、随所に「罠」が仕掛けられている。ボールの落とし所を慎重に選ばなければ、次のショットが極めて難しいポジションに置かれてしまう。
こうしたトリッキーさは、上級者にとっては腕前を試す絶好の機会となる一方で、初心者や経験の浅いプレイヤーにとっても、ゴルフの奥深さを実感できる貴重な体験となる。「なぜここが難しいのか」を考えながらラウンドすることで、ゴルフに対する理解が自然と深まっていく。
また、9ホールという適度なコンパクトさは、プレーの集中力を保ちやすいという利点もある。18ホールに比べてプレー時間が短く、終盤のスタミナ切れを心配する必要がないため、各ホールに全力で向き合える。
あらゆるゴルファーに開かれたコース
NINE STONE GOLF CLUBが多くの支持を集める理由のひとつが、その幅広い対象層への対応力だ。上級者の練習場としての役割はすでに述べたが、それと同時に、女性ゴルファー、初心者、シニアの方々にも配慮されたコースレイアウトが用意されている。
9ホールという距離感は、体力的な負担を抑えたい方にとって理想的だ。歩行ラウンドでも無理なく楽しめる距離感で、カートを利用すればさらに快適にプレーできる。また、難易度が高いとはいえ、コース全体のスケールがコンパクトなため、大きなミスショットが出ても「ロストボールになりにくい」という安心感がある。これは特に初心者やゴルフに不慣れな方にとって心強いポイントだ。
女性ゴルファーにとっても、このコースは魅力的な選択肢となっている。コンパクトなコースながら本格的な雰囲気が漂い、「本物のゴルフ体験」を手軽に味わえる。ショートゲームの精度を高めたい女性プレイヤーにとっては、グリーン周りの難しさが良い練習になるだろう。
シニアゴルファーにとっても、体への負担が少なく、かつ戦略的な面白さを楽しめるこのコースは打ってつけだ。長年培ったコースマネジメントの経験を発揮しやすい設計となっており、スコアよりもゴルフ自体を純粋に楽しむスタイルとも相性が良い。
アクセスと周辺情報
NINE STONE GOLF CLUBへのアクセスは、長崎自動車道の多久インターチェンジが最寄りとなる。インターチェンジからは車で比較的スムーズにアクセスでき、九州各地からのドライブを楽しみながら訪れることができる。
佐賀県の多久市周辺は、のどかな里山の風景が広がるエリアで、ゴルフの前後に立ち寄れる観光スポットも点在している。多久市内には多久聖廟(たくせいびょう)という江戸時代に建てられた孔子廟があり、国の重要文化財にも指定されている歴史的建造物だ。ゴルフとともに地域の歴史文化に触れる旅として計画しても面白いだろう。
また、佐賀県といえば温泉も充実しており、嬉野温泉や武雄温泉といった名湯が車圏内にある。ラウンド後の疲れを温泉でほぐすというプランは、ゴルフ旅行の定番の楽しみ方だ。特に嬉野温泉は「日本三大美肌の湯」のひとつとして名高く、全国から多くの温泉ファンが訪れる。
初めて佐賀のゴルフを体験するなら、NINE STONE GOLF CLUBはその入り口として最適なコースだ。コンパクトながら本格的な手応えを持ち、初心者からベテランまで満足できる懐の深さがある。九州の自然と文化を満喫しながら、ゴルフの醍醐味を改めて感じられる一日を過ごしてみてはいかがだろうか。
アクセス
長崎自動車道多久
営業時間
料金目安
RELATED SPOTS
関連するスポット(3件)


