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佐賀県の西部、武雄・嬉野エリアは古くから「湯の里」として知られる温泉地であり、肥前の焼き物文化とお茶の産地としても全国に名を馳せてきた。そんな豊かな自然と文化が息づく土地に、緑と湯けむりに抱かれたゴルフコースがある。それが「武雄・嬉野カントリークラブ」だ。
お茶・やきもの・温泉に囲まれた唯一無二のゴルフ場
武雄・嬉野カントリークラブの最大の魅力は、ゴルフという競技を楽しみながら、佐賀県を代表する三つの文化——お茶、やきもの、温泉——を同時に感じられるその立地にある。コースを吹き抜ける風には、近隣の嬉野茶の産地から漂う緑の香りが混じり、プレー中でも自然の恵みを五感で味わうことができる。
嬉野は江戸時代から長崎街道の宿場町として栄え、肥前磁器の産地・有田や伊万里とも近い焼き物の里でもある。コースを終えた後、嬉野温泉街や武雄の古陶磁器ギャラリーへ足を運ぶ旅程は、ゴルファーにとって特別な体験となるだろう。ゴルフ場そのものが、九州・佐賀の文化的豊かさの中に溶け込んでいる——これがこのコースの根本的な個性だ。
コースの特徴——アウトとインで異なる表情
18ホールで構成されるこのコースは、アウトとインで対照的な個性を持つ。
アウトコースは山の斜面を切り開いて造られたコースで、開放感が大きな魅力だ。眼前に広がる山並みと青空の下、のびのびとショットを放てる爽快感は格別である。ただし、4番ホールはゆるやかな打ち上げのレイアウトに加えて距離も長く、スコアメイクに苦労するホールとして知られており、コースマネジメントが問われる。
一方のインコースは、自然地形をそのまま活かした設計で、樹木や池が各所に配置されており、戦略性の高いプレーが求められる。特に11番ホールはティグラウンドから打ち下ろす豪快なレイアウトになっているが、落下地点の左右に池が待ち構えており、ティショットの方向性が問われるトリッキーなホールだ。景観の美しさとプレーの緊張感が共存しており、多くのゴルファーがこのホールでの攻略に情熱を燃やす。
全体を通じて、初心者から上級者まで楽しめるバランスの良い設計になっており、佐賀の雄大な自然の中でゴルフの醍醐味を余すところなく体感できる。
プレー後の楽しみ——ゴルフ場内の天然温泉
このゴルフ場が他のコースと一線を画す理由のひとつが、コース内に自家源泉を持つ天然温泉の存在だ。18ホールを歩き切り、筋肉の疲労が蓄積したプレー後に、そのままクラブハウス内の温泉へ直行できるという贅沢は、ゴルファーにとって何物にも代えがたい喜びだ。
嬉野温泉は「日本三大美肌の湯」のひとつに数えられており、泉質はナトリウム炭酸水素塩泉。肌がとろとろになるほどの滑らかさが特徴で、入浴するだけで全身の疲れが溶け出していくような感覚を得られる。長時間の歩行や日光を浴びた後の肌にやさしく、乾燥や疲労を和らげる効果も期待できる。ゴルフと温泉という、どちらも「非日常のゆとり」を象徴するふたつの文化が、ここでは自然に融合している。
2016年リニューアルのクラブハウス
クラブハウスは2016年に全面リニューアルを行い、現代的で清潔感のある空間へと生まれ変わった。広々とした窓から採光が十分に取り込まれており、明るく開放感のある室内は、プレー前後のくつろぎの時間を快適に演出する。ロッカーや設備も整備されており、利便性と居心地の良さが両立している。
クラブハウスのレストランでは、地元食材を活かした料理を味わうこともでき、佐賀牛や嬉野茶を使ったメニューが旅の食体験をいっそう豊かにしてくれる。ゴルフを終えてクラブハウスでリラックスしながら地元の味を楽しむ時間は、遠方から訪れるゴルファーにとって忘れがたい思い出となるだろう。
季節ごとの楽しみ方
春は桜や新緑に彩られたコースが美しく、清々しい空気の中でのラウンドは格別だ。コース周辺の山々が若葉に包まれる4〜5月は、特に眺望が素晴らしく、写真映えするシーンも多い。
夏は緑が濃くなり、木陰の多いインコースでは涼しさを感じながらプレーできる。早朝のスタートを選べば、夏の日差しが強まる前に快適なラウンドが楽しめる。
秋は紅葉シーズンが到来し、山肌が赤や黄に染まる景観の中でのゴルフは、美しい自然との対話そのものだ。嬉野温泉の紅葉もこの時期に最盛期を迎えるため、ゴルフと紅葉狩り、温泉を組み合わせた秋旅が特におすすめだ。
冬は空気が澄んでコースの眺めが鮮明になり、気温が低い分だけ集中力も高まる季節。年明けのゴルフ始めに訪れるゴルファーも多い。
アクセスと周辺観光
アクセスは非常に良好で、長崎自動車道・嬉野インターチェンジからわずか約5分という利便性の高さが魅力だ。福岡市内からは高速道路を利用して約1時間30分〜2時間程度でアクセスでき、九州各地からの日帰り・1泊2日旅行にも適している。
周辺には嬉野温泉街や武雄温泉をはじめ、武雄市図書館・歴史資料館などの文化施設、さらには有田・伊万里といった焼き物の産地も点在している。ゴルフを軸に、九州が誇る歴史・文化・食・温泉を贅沢に組み合わせた旅程を組むことができるのが、このエリアの大きな魅力だ。ゴルフ場の評価は4.3と高く、リピーターも多いその理由は、コースの質だけでなく、武雄・嬉野という土地そのものの豊かさにあると言えるだろう。
アクセス
長崎自動車道嬉野
営業時間
料金目安
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