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兵庫県の山並みに抱かれた千草カントリークラブは、世界的なゴルフ設計の巨匠と日本を代表するコース設計家の技が融合した、関西屈指の本格派ゴルフコースです。標高の高い自然環境と熟成されたレイアウトが、訪れるゴルファーを存分に魅了します。
世界的巨匠が生み出したコースの誕生
千草カントリークラブが開場したのは1975年のこと。設計・監修を手がけたのは、全英オープン(ザ・オープン・チャンピオンシップ)を5度も制したオーストラリアの伝説的ゴルファー、ピーター・トムソン氏です。
ピーター・トムソンは1954年から1965年にかけて全英オープンで5回の優勝を誇り、特に1954年から1956年の3連覇は現代ゴルフ史に燦然と輝く偉業として語り継がれています。プレイヤーとしての卓越した感性をそのままコース設計に注ぎ込んだ彼の作品は、プレーヤーに戦略的思考を求めながらも、自然との対話を楽しめる哲学が貫かれています。千草カントリークラブにもその精神は色濃く反映されており、起伏に富んだフェアウェイと巧みに配置されたハザードが、初心者からベテランまで幅広いゴルファーに挑戦と楽しみを提供しています。
開場から半世紀近くが経つ今もなお、トムソン設計のコースの骨格はしっかりと生き続け、その魅力は色褪せることなく多くのゴルファーに愛されています。
日本の巨匠による本格改造——サンドのベントグリーン誕生
開場から16年後の1991年、千草カントリークラブは大きな転機を迎えます。東廣野カントリークラブや洲本カントリークラブなど関西の名門コースの改造設計を手がけた小林祐吉氏の監修のもと、グリーン周りが本格的なサンドのベントグリーンへと大改造されました。
ベントグリーンは芝目が少なく、ボールが転がりやすい繊細なサーフェスが特徴です。小林氏が手がけた改造では、単にグリーンの素材を変えるだけでなく、グリーン周辺の造形や砲台グリーンの形状にも磨きをかけ、ピーター・トムソンが描いたコースの戦略性をさらに高める方向で整備が進められました。
結果として生まれたのは、年間を通じて高速でありながらも、風向きや地形に応じた多彩なアプローチを要求する、真の意味での戦略コースです。「グリーンを攻略できるか否か」がスコアの行方を大きく左右するため、毎ラウンドごとに新たな発見と課題があります。和洋両巨匠の美意識と技術が融合したグリーンは、千草カントリークラブ最大の見どころのひとつといえるでしょう。
コースの魅力——起伏とスピードが織りなす戦略の醍醐味
千草カントリークラブの最大の特徴は、丘陵地帯の自然地形を巧みに活かした起伏豊かなレイアウトにあります。フラットなコースに慣れたゴルファーにとって、その高低差と変化に富んだホール配置は新鮮な驚きをもたらします。
打ち上げのパー3、打ち下ろしのドッグレッグ、そして谷越えや林越えを要するホールなど、各ホールに異なる個性と戦略が設定されています。単純な飛距離だけでなく、コースマネジメントと正確なショットが求められるため、スコアカードを眺めるだけでは予測できない難しさがあります。
また、グリーンは年間を通じてコンディションよく維持されており、その速さはクラブ競技や会員の方々からも高い評価を受けています。特にアプローチショットの距離感とライン読みが試されるグリーンまわりは、上級者にとっては腕の見せどころであり、スコアアップを目指すゴルファーにとっては格好の練習の場ともなっています。
開場47周年(2022年)を経て熟成されたコースは、まさに「使い込まれた名器」のような風格を持ち、リーズナブルな料金設定とともに多くのゴルファーに親しまれています。
季節ごとの楽しみ方
**春(3月〜5月)** 山間部に遅めの春が訪れると、コースの随所に咲く山桜や新緑が鮮やかなグラデーションを描きます。冬の静けさから目覚めたフェアウェイは柔らかく、心地よい風のなかで伸び伸びとラウンドを楽しめます。日中の気温もほどよく、集中してプレーするには絶好のシーズンです。
**夏(6月〜8月)** 千草カントリークラブが特に輝くのが夏季です。標高のある山間部に位置するため、猛暑が続く平野部と比べて約5度前後も気温が低く、いわば「天然のクーラー」の中でプレーができます。都市部が熱帯夜に悩まされる盛夏でも、ここではひんやりとした夜風が吹き、深い眠りに誘われます。隣接する「ちぐさ山荘」での宿泊プレーが夏場に特に人気を集める理由はここにあります。早朝のラウンドでは朝露に濡れたフェアウェイが幻想的な光景を見せ、都会の喧噪を忘れさせてくれます。
**秋(9月〜11月)** 秋になると山の木々が錦色に染まり、コース全体が壮大な紅葉の絨毯に包まれます。空気が澄み渡り、遠くの山々まで見渡せる視界の広さはプレーの爽快感をさらに高めます。秋晴れのなかでのラウンドは、多くのゴルファーが「一年で最も気持ちよい季節」と口をそろえる、千草カントリークラブならではの体験です。
**冬(12月〜2月)** 冬季は雪の影響でクローズとなる期間もありますが、冬のクリアな空気の中でプレーできる日は格別です。枯れた木々の間を縫うコースは、他の季節とは異なる凛とした美しさがあります。
ちぐさ山荘——自然の中の快適ステイ
千草カントリークラブに隣接する宿泊施設「ちぐさ山荘」は、コースと一体となった滞在型ゴルフの拠点として多くのゴルファーに利用されています。前泊・後泊を組み合わせることで、ゆとりをもってラウンドに臨むことができ、特に遠方からの来場者にとっては欠かせない存在です。
山荘では山の恵みを活かした食事も楽しめ、プレー後の疲れた体を癒すのに最適です。夏季には都会では到底味わえない涼しさの中で眠ることができ、翌朝には澄んだ山の空気の中でリフレッシュした状態でコースに向かえます。家族や仲間とのゴルフ合宿、接待ゴルフなど、様々なシーンで重宝される宿泊プランは、早めの予約が望まれます。
アクセスと周辺情報
千草カントリークラブへのアクセスは、中国自動車道の山崎インターチェンジが最寄りとなります。関西圏からは中国道を利用することで比較的スムーズにアクセスでき、大阪・神戸方面からのゴルファーも多く訪れます。
兵庫県の内陸部に位置するエリアは、宍粟市の豊かな自然環境に囲まれており、コースの周辺にも山岳景観を楽しめるドライブルートが整っています。ゴルフを核にした1泊2日のプランで、兵庫の山里の魅力もあわせて堪能するのがおすすめです。
プレー料金はコースのクオリティに対してリーズナブルに設定されており、コストパフォーマンスの高さも千草カントリークラブが長年にわたって愛され続ける大きな理由のひとつです。世界と日本を代表するコース設計の巨匠たちが生み出した本格派コースを、気軽に体験できる貴重な機会として、多くのゴルファーが足を運んでいます。
アクセス
中国自動車道山崎
営業時間
料金目安
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