
GALLERY
富士山の西麓に広がる朝霧高原。標高およそ800〜900メートルのこの高原に、富士の大自然と一体となったゴルフ場「朝霧カントリークラブ」はある。プレー中のどこを向いても雄大な富士が視野に飛び込んでくる、日本でも類を見ないリゾートコースだ。
富沢誠造が描いた「富士山を舞台にした庭」
朝霧カントリークラブが他のゴルフ場と一線を画す最大の理由は、その設計者にある。日本のゴルフ場設計の歴史において長く語り継がれる巨匠・富沢誠造氏が手がけたこのコースは、18ホール全てから富士山を望めるよう緻密に計算されたレイアウトを持つ。
富沢氏が設計にあたって最初に取り組んだのは、「富士山をギャラリーにする」というコンセプトの徹底だったといわれる。フェアウェイの向き、バンカーの配置、グリーン周りの起伏——いずれもが、プレーヤーが自然と富士の方向を意識するよう配慮されている。単にコースから富士が見えるというだけでなく、スウィングの先に常に富士が存在するという演出は、ゴルフという競技の緊張感に詩的な余韻を加えている。
18ホールを彩る富士の絶景と池の逆さ富士
コース内にはいくつかの池が点在しており、風が穏やかな日には水面に富士山の姿が静かに映し出される。この「逆さ富士」は、朝霧カントリークラブの名物ともいえる光景で、バーディーパットを狙う真剣な場面でも、思わず足を止めてしまうプレーヤーが後を絶たない。
特にハーフターンを迎えるころ、池越しに見上げる富士山の姿は圧巻だ。コース設計の妙として、ウォーターハザードがリスクとしてだけでなく、景観の一部として機能するよう設けられており、難易度と美しさが見事に調和している。池に映るさかさ富士に心を奪われ、ショットへの集中がほんの一瞬揺らぐ——そんな体験もまた、このコースならではの醍醐味として愛されている。
朝霧高原の自然と気候が生むプレー環境
朝霧カントリークラブが位置する朝霧高原は、富士山西麓の高原地帯で、酪農が盛んな牧歌的な風景でも知られるエリアだ。標高が高いため夏でも比較的涼しく、暑い季節のゴルフでも快適にプレーできる点が多くのゴルファーから支持を集めている。
また、朝霧高原は名前のとおり朝の霧が立ちやすい土地柄で、早朝スタートの際にはコース全体が白い霧に包まれる幻想的な光景に出会えることもある。霧が晴れていく過程でゆっくりと姿を現す富士山は、午後の青空の下で眺めるものとはまた異なる荘厳さを持ち、早起きしてでもアーリーバードタイムを予約したいと思わせる理由のひとつとなっている。
芝の状態は年間を通じて丁寧に管理されており、フェアウェイの踏み心地やグリーンの速さについても定評がある。初心者から上級者まで楽しめるコース設定ながら、各ホールに適度な戦略性が組み込まれているため、スコアを競うプレーヤーにも満足感の高いラウンドが期待できる。
季節ごとの楽しみ方
**春(4〜5月)**: 雪解けの富士山が白く輝く季節。コース周辺には新緑が芽吹き、高原の空気が澄み渡る。富士山五合目付近にもまだ雪が残るこの時期の景色は、四季の中でも特に絵になる。桜の開花とのタイミングが合えば、一層華やかな景観の中でのラウンドが楽しめる。
**夏(6〜8月)**: 平地が猛暑に見舞われる時期でも、朝霧高原は涼やかな風が吹き、過ごしやすい気候が続く。夏の青空と雪のない富士山の堂々とした姿は、力強さと清涼感が共存した独特の魅力を持つ。
**秋(9〜11月)**: 空気が澄み、富士山の眺望がもっとも鮮明になる季節。紅葉が周辺の山々を染める10月下旬から11月は、コースの緑・色づく木々・富士の白と、三者が織りなす色彩のコントラストが美しい。ゴルフシーズンの締めくくりとして、ぜひ訪れたい時期だ。
**冬(12〜3月)**: 積雪によりクローズになる期間があるため、事前に営業情報の確認が必要。ただし、雪化粧した富士山を眺めながらのラウンドは、他の季節では味わえない静謐な体験を提供してくれる。
アクセスと周辺の見どころ
朝霧カントリークラブへのアクセスは、中央自動車道の河口湖インターチェンジを利用するのが一般的だ。インターチェンジを降りて国道139号線を南西方向へ進み、朝霧高原方面へ向かう。都心からのアクセスも比較的良好で、日帰りゴルフのプランを組みやすいのも魅力のひとつだ。
周辺には朝霧高原の観光スポットが充実している。牧場体験ができる「まかいの牧場」や「朝霧高原ふもとっぱら」といったキャンプ場は、ファミリー層にも人気が高い。また、少し足を延ばせば白糸ノ滝や音止めの滝など、富士山の雪解け水が生み出す名瀑にも立ち寄ることができる。富士宮市街には富士山本宮浅間大社もあり、ラウンド後に参拝するコースも多くのゴルファーに親しまれている。
富士の麓の高原という立地から、近隣には温泉施設や宿泊施設も点在しており、1泊2日でゆったりとゴルフと観光を組み合わせるプランも組みやすい。富士山という世界遺産を間近に感じながら18ホールを歩き切ったあとの充実感は、日常のラウンドとは明らかに異なる余韻を残してくれるはずだ。
アクセス
中央自動車道河口湖
営業時間
料金目安
RELATED SPOTS
関連するスポット(3件)


