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圓田神社
※写真はイメージです。

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新潟県上越市柿崎区の田園と山並みに囲まれた圓田神社は、天武天皇5年(676年)に勤請された延喜式内の古社だ。1350年近くにわたって地域の人々の祈りを受け止め続けてきた境内は、遠方から参拝者が訪れるほどの御利益で知られている。

大己貴神が船を繋いだ龍ヶ峰という起源

口碑によれば、祭神の一柱である大己貴神(大国主命)が国土平定のため越(高志)の地に赴いた際、圓田沖に船を入れて「龍ヶ峰」に繋ぎ、その峰に一祠を立てたのがこの神社の始まりとされる。天武天皇13年には地方巡察便として訪れた中臣朝臣清麿が御神威を顕彰して神殿を建立し、以降、巡察のたびに幣帛を奉ることが先例となった。

歴史書に名が残る参拝者は枚挙にいとまがない。桓武天皇の延歴年間には坂上田村麿が奥羽征討の際に宿陣し、戦勝祈願文と矢2筋を奉納。醍醐天皇の延喜年間には「圓田神社」と改称され、延喜神明帳にその名が刻まれた。さらに天文16年、春日山城主の長尾景虎(後の上杉謙信)が兄・長尾晴景との争いにあたって参拝し戦勝を祈願、その後勝利した際には謝文とともに宝剣と大太刀を奉納したと伝わる。これだけの武将・権力者たちが帰依した神社が、静かな柿崎の里に今も鎮座している。

國常立尊が授ける「挑戦する人への御利益」

主祭神は國常立尊・大己貴神・大山咋神・誉田別尊の四柱。なかでも天地開闢の始まりに現れた根源神・國常立尊は、起業する人や新しい分野へ踏み出す人に御利益をもたらすとされ、現代の文脈においてもビジネスの第一歩を祈る参拝者が全国から足を運ぶ。また女性の開運活躍・躍進出世にも篤い信仰が寄せられており、時代を超えて挑戦者の背中を押してきた神社として知られている。

境内には粟島神社・胞姫神社・金刀比羅宮の三社が並立し、柿崎区36社・吉川区4社・大島区1社・柏崎市7社という広域にわたる兼務社を統括する地域信仰の要でもある。

オンライン祈祷・ペット祈祷・メタバース参拝という現代の参道

この神社が注目を集めるもう一つの理由が、令和の時代に合わせた参拝体験の多様化だ。遠方の参拝者や諸般の事情で来社が難しい崇敬者向けに、オンラインでの祈祷申し込みを受け付けており、商売繁盛・学業成就・病気平癒・厄除など各種祈願に対応している。

さらにペットを家族と同様に大切にしたい飼い主の想いに応えて、ペットの御祈願もオンラインで受け付け、祈願札と御守を自宅まで郵送するサービスを提供している。そしてJinjalabと連携したメタバース空間での参拝も実現しており、デジタル上の鳥居をくぐって祈願を行うと圓田神社が祈祷を執り行うという、神社界でも先進的な取り組みが話題を呼んでいる。

平成から令和への大奉賛事業

令和への御代替わりに際しては、氏子・崇敬者が一丸となった奉賛事業が行われ、参道や手水舎の整備、立木の撤去などが実施された。現在の社殿は嘉永8年建立、幣殿は昭和19年建立のものが現役で使われており、歴史の積み重なりを境内のいたるところで感じることができる。

アクセス

新潟県上越市柿崎区岩手1089

営業時間

9:00〜16:00

料金目安

御守り・お札 1000円

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