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みかんジャム作り体験 久万高原

みかんジャム作り体験 久万高原

※写真はイメージです。

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愛媛県の山懐に抱かれた久万高原町は、標高400〜1,000メートルに広がる高原の町。海沿いのみかん産地とは一線を画す涼しい気候が、ここならではの風味豊かな柑橘を育てます。そんな大地の恵みを手に取り、自分だけのオリジナルジャムに仕上げる「みかんジャム作り体験」は、この土地の自然と食文化を深く味わえる、旅の特別な一ページになるでしょう。

久万高原が育む、山の柑橘の物語

愛媛県は日本有数の柑橘王国として知られています。温州みかんをはじめ、伊予柑、愛媛果試第28号(紅まどんな)、せとか、甘平など、数十種類もの柑橘品種を生産し、全国にその名を轟かせてきました。なかでも久万高原町は、海抜の高い山間部に位置するため、沿岸部とは異なる独自の栽培環境を持っています。

標高が高いほど昼夜の寒暖差が大きくなります。日中は太陽の光をたっぷりと受けて光合成が進み、糖分が蓄えられる一方、夜間の冷え込みが果実の酸味を引き締め、風味に奥行きをもたらします。この気温差こそが、久万高原の柑橘が「甘みが強く、味が濃い」と評される理由です。海の恵みではなく山の気候が生み出す柑橘の個性は、平地で育ったものとは明らかに異なる存在感を放ちます。

地元農家の方々は、急峻な斜面を手作業で管理し、丁寧に柑橘を育てています。収穫量は決して多くありませんが、その分ひとつひとつの果実に手間と愛情が注がれています。ジャム作り体験で使われるのは、そうした農家直送の旬の柑橘。素材そのものが持つ力を、体験を通じて直接感じることができます。

みかんジャム作り体験、その全工程を楽しむ

体験は、柑橘の下処理から始まります。まず旬の柑橘をよく洗い、皮をむいていきます。薄皮や種の処理も丁寧に行い、果肉の状態を確認しながら進めます。この工程で、柑橘の香りがふわりと広がり、それだけで気分が高揚するから不思議です。

次に、砂糖と果肉を鍋に入れて加熱します。砂糖の量は自分でコントロールできるため、甘さ控えめのさっぱり系にするか、しっかりと甘みを感じるリッチな仕上がりにするかは、自分の好み次第。焦がさないようにかき混ぜながら、とろみが出てくる瞬間の変化を目で確かめる時間は、料理の楽しさの核心そのものです。

複数の柑橘品種をブレンドすることも、この体験の醍醐味のひとつ。たとえば温州みかんのやさしい甘さをベースに、伊予柑の香り高さをプラスするなど、自分だけのレシピを組み立てる自由があります。同じ材料を使っても、配合や火加減によって味わいが変わるため、センスと感覚が試される創造的な時間でもあります。

煮詰まったジャムを清潔な瓶に詰め、しっかりと蓋をすれば完成です。添加物を一切使わない、果実と砂糖だけのシンプルなジャムは、素材の味が正直に出ます。自分で作ったという達成感と、高原の空気の中で生まれた特別感が加わり、そのおいしさはひとしおです。完成品はそのままお持ち帰りできるので、旅の土産としても最高の一品になります。

季節ごとに変わる柑橘と、体験の彩り

みかんジャム作り体験の魅力は、訪れる季節によって使える柑橘の種類が変わり、毎回異なる味わいが楽しめる点にあります。

秋から初冬にかけては、温州みかんの最盛期。みずみずしくジューシーな果肉は、ジャムにすると爽やかな甘みが引き立ちます。冬の寒さが深まる頃には伊予柑の収穫が始まり、豊かな香りと適度な酸味がジャムに個性を与えます。早春には「はるみ」や「甘平」など、糖度の高い希少品種が登場することもあり、旬の一瞬を逃さず訪れる価値があります。

久万高原の冬は冷え込みが厳しく、雪景色の中で行うジャム作りは、また格別の趣があります。ストーブや暖房の効いた室内で柑橘の香りに包まれながら作業する温かさは、寒い季節ならではの贅沢です。春から夏にかけては、緑に覆われた高原の清々しい空気の中での体験が楽しめます。四季折々の久万高原の表情を背景に、毎回違う柑橘と向き合う体験は、何度訪れても新鮮な発見があります。

久万高原の旅、体験と合わせて楽しむ周辺スポット

みかんジャム作り体験を訪れたなら、久万高原町の豊かな自然や文化もぜひあわせて堪能してください。

久万高原町は四国霊場八十八ヶ所のいくつかの札所が位置するエリアで、歴史ある寺院が点在しています。第44番札所・大宝寺や第45番札所・岩屋寺は、深い山中に佇む格式ある寺院で、お遍路文化に触れる貴重な機会を提供してくれます。岩屋寺は断崖絶壁に建つ独特の景観で知られ、訪れる人を圧倒します。

自然を楽しみたい方には、四国カルスト高原への足を延ばすことをおすすめします。久万高原町から車で向かえる四国カルストは、石灰岩の白い岩肌が広がる雄大な高原地帯で、牧草地と牛の姿が絵になる風景を形成しています。標高1,400メートル前後の涼しい空気の中を歩く爽快感は格別で、夏でも避暑地として人気があります。

また、久万高原町内には地元の農産物や加工品が揃う道の駅もあり、柑橘はもちろん、高原野菜や地元産の食品をまとめて購入できます。ジャム作り体験で作った自家製ジャムと合わせて、地域の食材を持ち帰れば、旅の記憶が食卓でよみがえります。

アクセスと体験参加の案内

久万高原町へのアクセスは、愛媛県の県庁所在地である松山市からが最も便利です。松山市内から国道33号線を南下するルートで、車で約1時間ほど。山道を走りながら高原の風景が開けていく道中も、旅の楽しみのひとつです。松山市内から路線バスも運行しており、久万高原バスターミナルまで直通でアクセスできます。

みかんジャム作り体験は、事前予約制で実施されることが多いため、訪問前に各体験施設や農家に問い合わせて日程を確認することをおすすめします。参加人数や対象年齢、所要時間などは施設によって異なりますが、家族連れや友人グループ、カップルなど幅広い層が楽しめる体験として設計されています。子どもと一緒に参加することで、食育の観点からも意義深い時間になるでしょう。

松山空港からのアクセスも可能で、空港からレンタカーを借りて久万高原へ向かうプランは、四国内の観光地を自由に巡りたい旅行者に特に適しています。高原の澄んだ空気と、手作りジャムの温かな香りに包まれた体験は、日常から離れた本物の癒しの時間を届けてくれます。

アクセス

松山市から車で約50分

営業時間

10:00〜14:00(要予約・土日開催)

料金目安

2500〜4000円

編集部最終確認: 2026-04-25 (AI抽出)

施設の特徴

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