
体験型ゲストハウスdanon(だのん)
GALLERY
「奥三河で暮らすように遊ぶ。」そのコンセプトを体現する宿が、愛知県東栄町の山里にある。築150年の古民家を活かした「体験型ゲストハウスdanon(だのん)」は、泊まること自体が目的ではなく、この土地に根を張る人・自然・文化と出会うための拠点として機能する施設だ。人口約3,400人、南信と遠州に隣接する山間の小さな町を、ただ通り過ぎるのではなく、暮らしの内側から感じてほしいという思いが宿の根幹にある。
築150年の古民家が醸す空気感
建物そのものが、この土地の時間を纏っている。150年の歳月を重ねた民家の梁や土間は、宿泊者を非日常へと誘うと同時に、先人たちの暮らしの知恵を静かに語りかける。都市のホテルでは得られない、古い木の香りや空間のスケール感が、到着した瞬間から旅の空気を変える。
季節ごとに変わる体験プログラム
danonの大きな特徴は、宿泊と体験が一体化している点だ。館内ではヨガ教室「danon de YOGA」やタイ古式マッサージが開催されており、心身をほぐすリトリートとしても活用できる。フォトイベントや浴衣体験など、個性豊かなプログラムが季節に合わせて企画されるため、来るたびに異なる顔を見せる宿でもある。
食の体験も充実している。地域の食材を活かしたワイン会「danon de Auberchu.」はニューワールドワイン、ハーブ、はちみつなどテーマを変えながら繰り返し開催されてきた。東栄フェスティバルの翌日には「名古屋コーチンナイト」が催されるなど、地域の行事と連動したイベントも魅力だ。
振草川の鮎と奥三河の自然
夏の目玉は、近くを流れる振草川での鮎釣りだ。「日本一美味しい鮎が釣れる」と評されるこの川の解禁シーズンは、釣り好きにとって見逃せない。川遊びや釣りを楽しんだ後に古民家へ戻る、そんな一日の流れもdanonならではの過ごし方だ。
花祭りと長篠の史跡——土地の深みに触れる
周辺エリアには、東栄町の歴史と文化を体感できるスポットが点在する。春は茶臼山高原に広がる芝桜の絨毯が圧巻で、愛知県最大のブナの原生林「きららの森」は四季を通じて豊かな表情を見せる。戦国時代の分岐点となった長篠・設楽原の戦いの史跡も近く、歴史ファンにも見応えがある。そして何より、700年以上にわたって受け継がれ、国の重要無形文化財に指定されている「花祭り」は、この土地の精神文化の核ともいえる祭事だ。
地域の「人」との出会いが最大の体験
danonが提供するのは施設や設備だけではない。奥三河の暮らしの中にいる、個性豊かでバイタリティ溢れる地域の人々との交流こそが、ここに泊まる意味の中心にある。自然と共に生きる知恵や習慣に触れ、都市では失われた感覚を取り戻す——そんな旅を求める人に向けた宿だ。グループ利用にも対応しており、仲間と一緒に奥三河の時間を共有することもできる。
アクセス
愛知県北設楽郡東栄町本郷下前畑6-1
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