
銚子電気鉄道
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千葉県銚子市を走る銚子電気鉄道(通称「銚電」)は、「この町に銚電があってよかった。銚電ありがとう!」と地域の人々に言ってもらえる会社を目指し、鉄道事業と名物「奇跡のぬれ煎餅」の販売を二本柱に、どんな逆境にも絶対にあきらめない姿勢で走り続けている。愛称路線名「犬吠崖っぷちライン」の沿線には個性豊かな観光資源が点在しており、鉄道旅の楽しさとともに地域の魅力を体感できる。
「奇跡のぬれ煎餅」が支えた鉄道の物語
銚電が全国的に注目を集めるきっかけとなったのが、「奇跡のぬれ煎餅」という名の看板商品だ。鉄道会社が煎餅を売るという異色の取り組みで逆境を乗り越えてきた銚電の歩みは「銚電ストーリー」として語り継がれている。直営の「ぬれ煎餅駅」は、ぬれ煎餅をはじめとするあられや煎餅の直売所で、「ちょっと変わったお土産売店」として旅の帰り道に立ち寄れる。
沿線に広がる歴史と絶景
「犬吠崖っぷちライン」の沿線でまず訪れたいのが「犬吠埼灯台」だ。工部省灯台寮がイギリスから招聘した灯台技師ヘンリー・ブラントンが設計・施工監督を務めた第1等灯台で、世界の灯台100選・日本の灯台50選に選ばれ、国の登録有形文化財にも登録されている。北総地区(千葉県北東部)で一番高い愛宕山の頂上に位置する「地球の丸く見える丘展望館」も、沿線を代表する展望スポットのひとつだ。テレビ東京『開運!なんでも鑑定団』で紹介された多くの寺宝を持ち、江戸時代から参拝客が絶えない「圓福寺(飯沼観音)」も沿線に位置している。
犬吠駅2階のユニークな施設
犬吠駅の2階には個性的な施設が集まっている。「岩下の新生姜ミュージアム 銚子電鉄犬吠駅分室」では、岩下の新生姜ミュージアムのトレードマークであるピンクがいっぱいの館内をイメージした装飾や展示を楽しめる。同じく2階の「銚電写真館 中井精也ギャラリー」では、写真家・中井精也氏が「銚子電鉄ほどゆる~い雰囲気を持つ鉄道は、世界中探してもそうそうありません」と語るこの路線ならではの魅力を写真で堪能できる。
個性豊かな企画列車と車庫見学
乗車体験としても銚電は際立っている。2019年以来5年ぶりに復活した走るお化け屋敷電車「怪奇!地獄の濡女」は夏のイベント列車として話題を呼んだ。「銚電STEAM TRAIN」は小学生向けの理系教育列車として運行されており、22000形を使用した観光列車「次郎右衛門」も注目の存在だ。事前予約制の22000形撮影会も開催され、撮り鉄にとっても見どころが多い。仲ノ町駅では車庫見学ができ、車両や整備の現場を間近で見られる機会としてファンに親しまれている。
国際化と地域交流
近年は英語放送の導入にも踏み切り、訪日観光客への対応を進めている。台湾鉄路管理局 蘇澳線との姉妹鉄道協定を締結するなど、地方の小さな鉄道でありながら国際的な交流にも積極的に取り組んでいる姿勢が、銚電らしい独自色をさらに際立たせている。
アクセス
千葉県銚子市本町1-1
営業時間
6:00~21:00
料金目安
200円~400円
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