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天草ロザリオ館

天草ロザリオ館

※写真はイメージです。

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熊本県天草市天草町大江。かつてキリシタン禁教令のもとで厳しい弾圧に耐えながら信仰を守り続けた「隠れキリシタンの里」として知られるこの地に、天草ロザリオ館は立ちます。天草キリシタンに関わる貴重な遺品(熊本県指定文化財)を収蔵・展示し、永禄年間から続くキリシタン文化の重要性を今に伝える資料館です。

隠れキリシタンの里・大江

1587年にキリシタン禁教令が配布されて以来、明治時代に禁制が解かれるまでおよそ300年間にわたって、大江・崎津・今富などの集落では信者たちが人知れず信仰の火を守り続けました。天草島原の乱で全滅したと思われていたにもかかわらず、160年余りを経てなお多数の隠れキリシタンが発見されたこの地は、信仰の強さをまざまざと証明する場所です。当館はそうした歴史を持つ大江の地に設けられており、訪れるだけで場所の持つ重みが伝わってきます。

永禄年間から守り伝えられた遺品

展示の中心となるのは、永禄年間から始まる天草キリシタンたちの生活や文化を如実に物語る遺品の数々です。いずれも熊本県指定文化財に指定されており、長年の弾圧をかいくぐって守り伝えられてきた品々は、文字に残りにくかった民衆の信仰の深さを静かに語りかけます。「一つの遺品、一つの伝説から、改めて天草におけるキリシタン文化の重要性を感じ取る」という館の姿勢のとおり、史料的な重みと人間的な温度が同居した展示です。

ガルニエ神父と大江天主堂

禁制解除後、道田嘉吉らの手によってこの地に旧大江天主堂が建てられ、天草キリシタン復活の中心地となりました。さらに昭和7年、天草への伝道に生涯を捧げたガルニエ神父が私財を投じて白亜の現大江天主堂を建立。現在も大江の人々の信仰の場として在り続けるこの天主堂は、ロザリオ館のすぐそばに位置しており、資料館の展示で得た知識を片手に訪れることで、禁制解除後のキリシタン復活の歩みをより立体的に感じることができます。

周辺施設と周遊観覧券

ロザリオ館では周遊観覧券を利用することで、天草コレジヨ館・天草キリシタン館・本渡歴史民俗資料館・天草文化交流館など、天草各地にある複数のキリシタン関連施設を組み合わせて巡ることができます。それぞれの施設が異なる時代や切り口からキリシタン文化を掘り下げており、一日かけて回ることで天草の信仰史を多角的に理解できる充実した体験が得られます。また館内では「天草の﨑津集落」のPR映像も公開されており、世界文化遺産関連の文化的背景についての理解も深めることができます。

アクセス

天草市天草町大江1749

営業時間

9:00~17:00

料金目安

無料~3,000円

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