飛騨川のせせらぎを耳に感じながら、日本三名泉のひとつに数えられる下呂の湯をたっぷりと味わえる日帰り温泉施設が「クアガーデン露天風呂」だ。朝8時から開館しており、観光客はもちろん地元の人々にも長く親しまれてきた、下呂温泉を代表する湯処である。
日本三名泉の恵みを「集中管理システム」で届ける
草津・有馬と並び、日本三名泉のひとつとして全国に知られる下呂温泉。その歴史と名声を支えるのは、泉質の高さにほかならない。クアガーデン露天風呂では、下呂温泉の12の源泉から湧出した湯を混合・管理する「下呂温泉集中管理システム」を通じて、各浴槽に安定した温泉を供給している。
泉質はアルカリ性単純泉で、pH9.1という高アルカリ度を誇る。肌の角質を穏やかに溶かしてなめらかに整える作用があり、入浴後はしっとりとした肌感が続くとして「美人の湯」とも呼ばれてきた。源泉温度は55.6度だが、浴槽には42.2度に調整された湯が供給されており、体への負担を抑えながら温泉効果を存分に得られる温度設定となっている。
この湯の特徴であるヌルッとした柔らかい感触は、一度体感すると忘れられないほどの印象を残す。シャンプーやボディソープでは再現できない、温泉ならではのまとわりつくような潤い感だ。日常の疲れをリセットするのにこれ以上ない湯質といえるだろう。
飛騨川を望む露天風呂と6種類の湯船
施設の正式名称は「多目的露天風呂保養館」。その名のとおり、バリエーション豊かな湯船が揃っているのがこの施設最大の魅力だ。すべての浴槽は露天風呂(女性用は約3分の2が天井あり)で、自然の風と光を感じながらの湯あみが楽しめる。
メインとなるのは「岩づくり露天風呂」。岩を積み上げて作られた風情ある湯船で、男性用には東屋(屋根)が設けられており、雨天時でも快適に利用できる。女性用の湯船は夕暮れ時に幻想的な雰囲気を醸し出すと好評だ。
「三温の湯」は適温・ぬる湯・冷泉の三段階が揃った丸型の湯船で、温度差を活かした交互浴ができる。体の代謝を高めるのに効果的で、温泉療法を意識した楽しみ方ができる。「打たせ湯」では肩や背中に湯を打ち当てることで、日頃の凝りや疲労をほぐすことができる。「泡沫浴」は気泡の刺激で全身をマッサージするような感覚が心地よく、子どもから年配の方まで幅広く楽しめる。
さらに特筆すべきは「箱蒸し」の存在だ。箱の中に体を入れ、顔だけを外に出す形式のサウナで、現代の施設では希少なスタイルといえる。全身を蒸気で温めながら顔は外気にさらされるため、息苦しさを感じにくく、サウナが苦手な人でも試しやすいのが特徴だ。
充実したアメニティと使いやすい設備
クアガーデン露天風呂は、使い勝手のよい設備が整っている点も評価されている。洗い場にはシャンプー・リンス・ボディソープが設置されており、手ぶらで訪れても一通りの入浴が完結する。脱衣場には無料ロッカー(コイン不要)と無料ドライヤーが完備されており、施設利用の細かな不安を取り除いてくれる。
タオルやバスタオルのレンタルは行っていないが、フロントでの販売に対応している(タオル250円、バスタオル600円)。忘れた場合でも現地で購入できるので安心だ。ただし、現時点ではキャッシュレス決済に対応しておらず、現金の持参が必要な点は注意しておきたい。
3階の休憩所はゆったりとした造りで、湯上がりにのんびり過ごすのに最適なスペースだ。マッサージ機や自動販売機も設置されており、施設オリジナルのサイダーもフロントで購入できる。飲食物の持ち込みも可能(脱衣所・浴場内での飲食は不可)なので、家族連れや友人グループで軽食を持参するのもよいだろう。施設は1階が露天風呂、2階が受付、3階が休憩所という縦の構造になっており、各フロアへは階段での移動となる。足腰に不安のある方は事前に確認しておくと安心だ。
近隣施設とセットで楽しむ「共通入場券」
クアガーデン露天風呂の利便性をさらに高めてくれるのが、近隣施設との共通セット入場券だ。徒歩圏内にあるレトロな公衆浴場「白鷺乃湯」、そして温泉の歴史や仕組みを楽しく学べる「下呂発温泉博物館」と組み合わせたセット券が用意されており、それぞれお得な割引価格で購入できる。
クアガーデン露天風呂と白鷺乃湯のセットは、通常大人1,270円のところセット価格1,000円。温泉博物館との組み合わせも通常1,200円が1,000円に。3施設すべてを回るセットは通常1,670円が1,300円と、まとめて利用するほどお得になる設定だ。下呂温泉の観光を計画している場合は、これらのセット券を活用することで一日中充実した時間が過ごせるだろう。
アクセスと営業情報
クアガーデン露天風呂はJR高山本線「下呂駅」から徒歩約12分の場所に位置する。川沿いの遊歩道を歩きながら向かうルートは、下呂温泉の風情を感じられる散歩としても楽しめる。
駐車場は2時間無料で利用でき、以降は20分ごとに100円(営業時間内)と使いやすい料金設定となっている。駐車券を受付に持参することで割引が適用されるので、車で訪れた際は忘れずに持っていくようにしよう。
営業時間は朝8時から夜8時45分まで(最終受付は20時)。朝の早い時間から開いているため、観光の出発前に立ち寄ることも、宿に戻る前にひと風呂浴びることも可能だ。休館日は木曜日で、その点だけ訪問前に確認しておくとよい。入浴料は大人800円、小学生400円、幼児200円とリーズナブルで、気軽に訪れられる価格帯が地域の人々にも長く愛される理由の一つとなっている。問い合わせは電話(0576-24-1182)にて受け付けている。
액세스
JR高山本線「下呂駅」より徒歩約12分
영업시간
8:00〜20:45(最終受付 20:00)、定休日: 木曜
예산
入浴料 大人800円 / 小学生400円 / 幼児200円、タオル250円、バスタオル600円