山形市の中心部、歴史ある水路「御殿堰」のほとりに、150年を超える老舗そば屋の直営支店が佇んでいる。そば処庄司屋 御殿堰七日町店は、伝統の手打ちそばを気軽に楽しめる山形市街地の名店として、地元の人々から観光客まで幅広い支持を集めている。
150年以上の歴史が息づく、山形そばの名店
そば処庄司屋の歴史は、実に156年前にさかのぼる。山形市幸町に本店を構えるこの老舗は、代々受け継がれてきたそば打ちの技と、丁寧に仕込まれたそばつゆによって、山形の食文化を支えてきた存在だ。山形県はそばの産地としても知られており、冷涼な気候と豊かな水に恵まれた土地柄が、良質なそば粉を生み出す。そんな山形の風土が培ってきた「板そば」文化のなかで、庄司屋は一際輝く存在として長年にわたり愛されてきた。
七日町御殿堰店は、平成22年(2010年)に開店した幸町本店の唯一の直営支店。本店と同じそば・そばつゆの味を守りながら、都市型の店舗としての独自の魅力を備えた、新しい庄司屋の顔として歩んできた。
5代目が継承する、職人の技と情熱
現在の庄司屋を率いるのは、5代目当主・庄司信彦氏だ。そのキャリアは、まさに本物の職人が歩む道のり。東京・新橋の料亭「花蝶」で和食の基礎を徹底的に学び、その後は荻窪の名店「本むら庵」でそば職人としての腕を磨いた。さらに「本むら庵 ニューヨーク支店」に4年間勤務し、世界に日本の食文化を伝える現場でも腕をふるった。
帰国後は、和食の深みと国際的な視点を兼ね備えた職人として、156年の伝統を受け継ぎながらも、時代に合ったそば作りへの挑戦を続けている。素材の選定から手打ちの技術まで、妥協を知らない職人魂が一枚一枚のそばに込められている。その姿勢が、長年にわたるファンを生み出し、Googleレビューでも622件もの評価と4.1という高い評点を獲得している理由だろう。
歴史的な水辺に生まれたモダン空間
店が位置するのは、山形市の新名所「七日町御殿堰」。御殿堰とは、山形城下を流れ、かつては城のお堀へと続いていた歴史ある水路の名前だ。現在も下流域の農業用水として重要な役割を担うこの水路沿いに整備された複合施設が「七日町御殿堰」であり、山形の歴史と現代的な街づくりが融合したスポットとして注目を集めている。
庄司屋の七日町店は、そんな水辺の風情を感じながら食事を楽しめる立地に恵まれている。店内はモダンでオープンな設計が施されており、幸町の本店が持つ伝統的な趣とはまた異なる、開放感ある空間が特徴だ。ガラス張りの明るい店内では、昼の日差しを受けながら落ち着いてそばをすすることができる。20名以上での貸し切り(夜の営業時のみ)にも柔軟に対応しており、会社の宴会や仲間との特別な集まりにも活用できる。
昼のランチから夜の晩酌まで、幅広いシーンに対応
七日町店の大きな魅力のひとつが、1日を通じた使い勝手の良さだ。営業時間は11時から21時(ラストオーダー20時30分)と長く、さまざまなシーンに対応している。
ランチタイムには、手打ちそばを中心としたリーズナブルなセットメニューで、日常の昼食として気軽に訪れることができる。ざるそばや温そばといった定番はもちろん、板そばスタイルの豪快な一品も楽しめる。山形独自のそば文化を気取らず体験できる場所として、地元のビジネスパーソンや地域住民に親しまれている。
一方、夜は趣が一変する。山形県内の蔵元から取り寄せた10種類以上の地酒を揃えており、そば前で一杯嗜む「そば屋酒」のスタイルで楽しむことができる。豊富なおつまみのラインナップと共に、地酒の旨みをゆっくりと味わい、〆にそばで締めるという粋な過ごし方は、山形の夜の醍醐味のひとつだ。日本酒好きや食通の間でも評判が高い。
アクセスと訪問ガイド
**住所**:〒990-0042 山形県山形市七日町2丁目7-6(七日町御殿堰内) **電話**:023-673-9639 **営業時間**:11:00〜21:00(ラストオーダー 20:30) **定休日**:不定休(公式ウェブサイトまたは店頭でご確認ください)
山形駅からは徒歩圏内でアクセス可能。七日町は山形市の中心商業エリアであり、バスや徒歩での来店が便利だ。専用駐車場は設けられていないが、近隣の有料駐車場(ナナビーンズ駐車場、七日町パーキング、YTパーク24、YTパーク3丁目駐車場)を利用した場合、食事のお客様には30分分の駐車券が提供される。
団体での貸し切り利用や特別なイベントの際は、事前に電話で問い合わせると対応をスムーズに進めることができる。また不定休のため、訪問前に公式サイトで休業日の確認をしておくと安心だ。
周辺の観光情報
七日町御殿堰は、山形市内観光の起点としても絶好の場所だ。近隣には山形市内随一の繁華街・七日町エリアが広がり、ショッピングや散策を楽しんだ後の食事先として庄司屋を訪れるパターンも多い。また、山形城跡(霞城公園)へも徒歩圏内であり、特に春の桜シーズンには城跡見物の後に立ち寄る観光客の姿が目立つ。
山形市内には他にも「文翔館(山形県郷土館)」「山形美術館」といった文化施設が点在しており、歴史・文化の散策コースに組み込むのに最適。また、季節を問わず人気の「山寺(立石寺)」へも山形市内からアクセスしやすく、観光の合間に立ち寄る名店として、そば処庄司屋は欠かせない存在となっている。
山形そばの奥深さを、156年の歴史と5代目職人の技が凝縮した一杯で、ぜひ体感してほしい。
액세스
山形駅から徒歩約15分
영업시간
11:00〜21:00(LO 20:30)、定休日: 不定休
예산


