銀座の中心部、銀座三越新館の9階に佇む「アートアクアリウム美術館 銀座」は、金魚という日本の伝統文化を光・音・香で包み込んだ、唯一無二のアート体験を提供する美術館です。観る者を別世界へと誘う幻想的な空間が、多くの人を魅了し続けています。
金魚×アートが生み出す、五感を揺さぶる空間
アートアクアリウムとは、金魚を単なる鑑賞魚としてではなく、現代のアート作品として再解釈した展覧会です。江戸時代から庶民に親しまれてきた金魚鑑賞の文化をベースに、光彩・音楽・香りという三つの演出要素を組み合わせることで、幻想的かつ没入感の高い空間が生み出されています。
館内に足を踏み入れた瞬間から、色とりどりの光に照らされながら優雅に泳ぐ金魚たちが迎えてくれます。水槽それぞれが独自の造形美を持つ「作品」として設計されており、金魚たちの動きと光の演出が重なり合うことで、ただの水族館とはまったく異なる芸術的な体験が生まれます。「金魚を見る」というより「金魚の世界に入り込む」という感覚が近いかもしれません。評価サイトでも5,000件超のレビューを集めており、その人気の高さがうかがえます。
建築家・隈研吾氏と華道家・假屋崎省吾氏が彩る空間演出
アートアクアリウム美術館の特徴のひとつが、著名なクリエイターとのコラボレーションによる空間づくりです。
空間設計には、世界的建築家の隈研吾氏が携わっています。隈氏が用いたのは「竹」という素材。しなやかで繊細な竹の持つ美しさが館内に広がり、金魚たちが泳ぐ水槽と調和した、日本的な美意識を感じさせる空間が完成しています。和の素材である竹と、同じく和の文化である金魚の組み合わせは、訪れる人に日本の伝統美を改めて感じさせてくれます。
さらに、華道家の假屋崎省吾氏による花の演出も見どころのひとつです。金魚が泳ぐ水槽の周囲を、假屋崎氏が手がけた華やかな花の装飾が彩り、金魚と花が一体となった唯一無二の景色を作り上げています。凛と咲く花々と、水中を漂う金魚たちのコントラストは、まさに「動く絵画」とも呼べる美しさです。
こうした著名クリエイターたちによる空間演出が重なることで、アートアクアリウムは単なる水族館ではなく、総合的な芸術体験の場として成立しています。
多彩な金魚たちをじっくり鑑賞する
アートアクアリウム美術館では、様々な品種の金魚を鑑賞することができます。それぞれの品種が持つ独自の魅力を知ってから訪れると、鑑賞がさらに深まります。
**和金型**は、金魚の原種であるフナに近いすっきりとした体型が特徴です。金魚の中でもっともオーソドックスな姿で、素朴ながら力強い泳ぎ方が印象的です。
**琉金型**は、丸みを帯びたぽってりとしたお腹と、高く伸びた背びれが特徴的。ゆったりとした動きで優雅に泳ぐ姿は、見ているだけで心が穏やかになります。
**オランダ獅子頭型**は、頭部に「肉りゅう」と呼ばれるコブが発達した種類で、その独特な外見はひとたび見ると忘れられない存在感を放ちます。
**らんちゅう型**は背びれを持たず、横幅のある太い体が特徴です。背びれがないことで、泳ぐフォルムが他の品種とは一線を画す、独特の美しさがあります。
**パールスケール型**は、真珠のような丸みを帯びた鱗と、ころんとした体型が愛らしい品種。光が当たるとキラキラと輝く鱗が幻想的な雰囲気を添えます。
これらの金魚たちが、それぞれ異なる造形の水槽作品の中で泳ぐ様子は、品種ごとに異なる美しさがあり、何度でも足を運びたくなる奥深さがあります。
企画展やイベントで変わる、季節ごとの楽しみ
アートアクアリウム美術館では、定期的に企画展が開催されており、訪れるたびに新鮮な体験ができます。たとえば2026年春には「めっちゃ桜2026」と題した春の企画展が2月27日から4月22日にかけて開催され、桜をテーマにした季節感あふれる演出が加わっています。
また、春休み期間中には学生限定の特別価格チケットや、金魚の生態や品種について学びながら館内を巡る「金魚ギャラリーツアー」なども実施されています。ツアーは少人数制(1回10名)で開催されることも多く、金魚についての知識を深めながら鑑賞を楽しめる貴重な機会です。
こうした企画展やイベントの最新情報は公式サイト(artaquarium.jp)やSNSで随時案内されています。訪問前にチェックしておくと、より充実した体験ができるでしょう。
お土産・グッズも充実、日本の老舗とのコラボ商品に注目
展示を楽しんだ後は、オリジナルグッズのショッピングもお楽しみください。アートアクアリウム美術館では、日本を代表する老舗店やクリエイターとコラボレーションした限定商品が多数用意されています。
伊藤園とのコラボによる「アートアクアリウム限定オリジナル缶」に入った抹茶入り緑茶は、和のテイストが凝縮されたお土産として人気です。また、カカオ豆からチョコレートまでの全工程を自社で手がける「ショコラティエ パレ ド オール」による当館限定のショコラも見逃せません。
アクセサリー類では、ガラス細工や絞染など日本の伝統的な技法を使って金魚をイメージしたものが揃い、インテリアとしても楽しめます。さらに館内の人気金魚たちをモデルにしたオリジナルぬいぐるみ(3サイズ展開)は、子どもから大人まで幅広い層に人気のアイテムです。
アクセスとチケット購入のポイント
アートアクアリウム美術館 銀座は、東京都中央区銀座4丁目6番16号、銀座三越新館の9階に位置しています。入場口も9階となっています。銀座の中心地にあるため、東京メトロ各線「銀座駅」から徒歩すぐというアクセスの良さも魅力のひとつです。
チケットは公式サイトからのWeb購入が便利で、200円の割引が適用されます。クレジットカードまたはコンビニ払いに対応しており、購入完了後に届くメールに入場QRコードが添付されています。当日券は銀座三越新館9階の券売機で購入可能ですが、Webチケットが完売した場合は当日券の販売がない場合もあるため、事前購入がおすすめです。
なお、一度退場すると再入場はできないため、じっくり時間をかけて鑑賞するのがポイントです。ベビーカーでの入場はできませんが、9階にベビーカー置き場が用意されています。また、車椅子でご来場の場合は館内スタッフへ声をかけると対応してもらえます。カメラ好きにはぜひ持参することをおすすめします。金魚と光が絡み合う幻想的な空間は、フォトスポットとしても非常に魅力的で、訪れるたびに異なる表情を見せてくれます。
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