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亀(カメ)の飼い方入門ガイド2026|水棲ガメ・リクガメの種類選び・飼育環境・食事・冬眠まで完全解説
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亀(カメ)の飼い方入門ガイド2026|水棲ガメ・リクガメの種類選び・飼育環境・食事・冬眠まで完全解説

カメをペットにする魅力と基本知識

カメは爬虫類ペットの中でも特に長い歴史を持つ動物であり、適切に飼育すれば30〜80年以上生きる個体もいます。鳴き声がなく静かで、犬・猫ほど手がかからないように見える一方、正しい飼育環境を整えないと病気になりやすい「繊細な生き物」でもあります。

初めてカメを飼う方に最も大切なのは「種類選び」と「飼育環境の事前準備」です。水棲ガメとリクガメでは必要な設備がまったく異なり、また成体サイズも種によって大きく異なります。購入前に「この個体が20〜30年後にどうなるか」を想定することが長期飼育成功の鍵です。

カメの分類:水棲ガメとリクガメ

水棲ガメ(半水棲・水陸両用): 水中と陸地(バスキングスポット)を行き来する種類。ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)・クサガメ・イシガメ・キボシイシガメなどが代表的。

リクガメ: 水中に入らず完全に陸上で生活する種類。ホルスフィールドリクガメ・ヘルマンリクガメ・ギリシャリクガメなどが初心者向けとされる。水棲ガメより乾燥した環境を好む。

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人気種の特徴と選び方

ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)

日本で最もなじみ深い水棲ガメ。かつて縁日でよく販売されていたため「ミドリガメ」の愛称で親しまれています。ただし、2023年6月から特定外来生物として飼育継続は可能だが販売・譲渡・放流が禁止されました(既存個体の飼養継続は届け出不要)。

成体は甲長25〜30cmに達し、数十年生きます。水質に比較的強く初心者向けとされますが、水槽の大きさ・水換え・バスキング環境の整備が必要です。

クサガメ・ニホンイシガメ

日本在来種の水棲ガメ。ニホンイシガメは現在準絶滅危惧種に指定されており、野生採集個体の販売は規制されています。ブリーダーから入手する場合は合法的な繁殖個体であることを確認することが大切です。クサガメは比較的丈夫で長年ペットとして飼育されてきた実績があります。

ホルスフィールドリクガメ(ロシアリクガメ)

リクガメの入門種として最も広く普及している種のひとつ。成体の甲長は20〜25cm前後で、比較的小型のため飼育スペースを確保しやすいです。寒さへの耐性がリクガメの中では高く、日本の気候に比較的順応しやすいとされます。草食性で、小松菜・チンゲン菜・タンポポの葉などを主食とします。

ヘルマンリクガメ

ヨーロッパ原産のリクガメで、甲羅の模様が美しく観賞価値が高い種です。草食性・温暖な環境を好み、日本のブリーダーから入手しやすい種です。成体甲長は20〜28cm程度。寿命は60〜80年に及ぶケースもあり、家族から家族へ引き継ぐ「世代を超えたペット」になりうる動物です。

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飼育環境の整え方

水棲ガメの設備

水槽: 成体サイズの3〜5倍以上の水槽が理想です。甲長20cmのカメなら90cm水槽以上が目安。広い方がストレスが少なく、水質維持もしやすいです。

フィルター(ろ過装置): カメは魚より水を汚しやすいため、強力な外部フィルターまたは上部フィルターが必須です。水換えは週1〜2回(全量換水ではなく1/3〜1/2の部分換水)が基本です。

バスキングスポット(日光浴エリア): 水面から完全に出られる陸地(レンガ・市販の浮き島)を設置します。カメは変温動物であり、陸上で体温を上げる行動(バスキング)が健康維持に不可欠です。

バスキングライト+UVBライト: 爬虫類用のUVBランプ(UVB指数10.0以上推奨)は、カルシウム代謝に必要なビタミンD3の合成に欠かせません。日光浴できない室内飼育ではUVBライトなしでは甲羅の変形・クル病(骨代謝疾患)につながります。バスキングライトでスポット温度を30〜35℃に保ちます。

水温管理: 水温は24〜28℃が多くの水棲ガメにとって適正範囲。ヒーターで水温を安定させましょう。

リクガメの設備

ケージ: 木製ケージまたはプラスチック衣装ケースが多用されます。成体サイズの5倍以上の床面積を確保するのが理想です。

床材: ヤシガラ土・コルク粉・ハスクチップなどを5〜10cm敷いて湿度を保ちます(ホルスフィールドは乾燥気味を好むため薄め)。

UVBライト: 水棲ガメと同様に必須。リクガメ用UVB(UVB指数10.0以上)を使用します。

温度勾配: ケージ内にホットスポット(35〜40℃)とクールスポット(20〜25℃)を設け、カメが自分で体温を調整できる「温度勾配」を作ることが重要です。

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食事と栄養管理

水棲ガメの食事

多くの水棲ガメは雑食性で、配合飼料(カメプロス・レプトミン等)を主食にしながら、週に数回は生き餌(赤虫・コオロギ・ミミズ)または野菜(小松菜・レタス・ニンジン)を与えます。1回の餌の量は頭部の大きさを目安にし、残り餌は速やかに取り除いて水質悪化を防ぎます。

リクガメの食事

草食性が基本で、主食は葉野菜(小松菜・チンゲン菜・タンポポの葉・オオバコ)です。ほうれん草はシュウ酸を含むため少量にとどめましょう。市販のリクガメフードを副食として使えますが、主食は生野菜を中心にします。カルシウム補給のため、餌に爬虫類用カルシウムパウダー(D3入り)を週2〜3回振りかけることが推奨されます。

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冬眠の知識

日本在来種(クサガメ・ニホンイシガメ)や一部の輸入種は、気温が10℃以下になると自然に冬眠に入ります。健康な個体なら冬眠させることが自然なライフサイクルですが、体重が不十分な個体・病気の個体の無理な冬眠は死亡リスクが高いため注意が必要です。

冬眠させる場合は秋(10〜11月)から餌を徐々に減らし、十分な体脂肪を蓄えさせます。冬眠中は5℃前後の冷暗所(冷蔵庫・屋外の日陰)で水分補給できる環境を維持します。3〜4月に気温が上がってくると自然に目覚めます。

初めてカメを飼う場合は、室内で冬眠させない(温度管理で通年活動させる)方法の方が管理しやすく、病気の早期発見もしやすいためおすすめです。カメの飼育は長期的なコミットメントが必要ですが、その分、年月を経るごとに深まる愛着と信頼関係は格別なものがあります。

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Written by

S

そろうコラム編集部

ペット・動物ライフ担当

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